
蒸し暑い猛暑が続くと、アイスコーヒーが手放せない人も多いでしょう。冷たさで喉の渇きが和らいだように感じても、水の代わりにコーヒーだけを飲み続けると、体はかえって水分不足に陥ることがあります。夏は、口にする飲み物の種類や日々の習慣が、脱水予防を左右します。
水 の代わりに アイスコーヒーだけ 飲む…喉の渇きは 紛れても 水分は 不足
コーヒーにも水分は含まれますが、カフェインを多く摂取すると、人によっては尿量が増えることがあります。特に一日中、水の代わりにコーヒーだけを繰り返し飲むと、水分補給が追いつかず、脱水リスクが高まる可能性があります。汗を多くかく猛暑では、こうした影響がさらに大きくなり得ます。
コーヒーを1杯飲んだら、水もコップ1杯程度を一緒に飲む習慣がよいでしょう。成人は1日の総水分摂取量を十分に満たし、喉の渇きを感じる前に少しずつ水を飲むことが、脱水予防に役立ちます。
喉が渇いた ときだけ 水を 飲む…すでに 脱水が 始まっている 可能性も
喉の渇きは、体内の水分が不足した後に現れるサインです。特に高齢者は喉の渇きを感じる機能が鈍くなることがあり、脱水が進んでも気づかないケースが少なくありません。
屋外活動が多い場合や暑い環境では、喉の渇きがなくても1〜2時間ごとに水を少しずつ飲むのがよいでしょう。尿の色が濃い黄色に変わったり量が減ったりした場合は、水分不足のサインかもしれません。
汗を たくさん かいたのに 水だけを 過剰に 飲む…電解質も 一緒に 補給
真夏に長時間の運動や屋外作業をすると、汗とともにナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。このとき水だけを一度に大量に飲むと、電解質バランスが崩れ、だるさや筋肉のけいれんが起きる可能性があります。
1時間以上の高強度の運動をしたり、汗を大量にかいたりした場合は、水とともに電解質も適切に補給するのがよいでしょう。低糖のイオン飲料を適量飲むほか、トマト、バナナ、キュウリ、スイカなど、水分とカリウムが豊富な食品をあわせて摂取すると役立ちます。
酒・甘い 飲料で 喉の渇きを 紛らわす…かえって 脱水を 悪化させる 可能性
ビールやカクテル、炭酸飲料、糖分の多いコーヒー飲料は、喉の渇きを一時的に忘れさせることはありますが、脱水予防には適していません。アルコールは尿の排出を増やし、糖分の多い飲料は一度に多く飲みやすいため、血糖への負担も大きくなり得ます。
喉の渇きを解消するには、水や無糖の麦茶、炭酸のない無糖のお茶を基本に飲むのがおすすめです。アイスコーヒーは1日2〜3杯以内に調整し、コーヒーを飲むたびに水も一緒に飲む習慣をつけると、夏の水分バランスを保つのに役立ちます。