
夏はコバエが増えやすい季節です。キッチンのあちこちや食べ物の周りを飛び回り、不快に感じる人も少なくありません。繁殖のスピードも速く、短時間で個体数が一気に増えます。手軽で確実な対策はないのでしょうか。
飲み残しのワイン・ビールを活用
室内でコバエを1匹見つけた時点で、すでに卵や幼虫が広がっている可能性があります。コバエは1回に100個以上の卵を産みます。産卵後、成虫になるまで2週間しかかからないほど繁殖期間が短いのも特徴です。
コバエが一気に増えると、取り除くのは簡単ではありません。そこで役立つのがコバエトラップです。複数匹を効率よく誘引できます。
コバエトラップの作り方はいくつかあります。1つ目は、古くなったワインやビール、果汁ジュースなど糖分の多い飲み物を使う方法です。空き瓶に飲み物を入れ、口をラップで覆って小さな穴を開ければ準備は完了です。
人工甘味料を使うとコバエの平均寿命が短縮
砂糖、酢、食器用洗剤をそれぞれ同じ割合で混ぜ、罠として使う方法も効果的です。砂糖の代わりに人工甘味料を使っても構いません。
米ドレクセル大学の研究チームは、人工甘味料エリスリトールを摂取したコバエの平均寿命が、38.6〜50.6日から5.8日に減少したと報告しています。エリスリトールがコバエの栄養分吸収能力を低下させ、寿命を短くしたという分析です。
バナナの皮でトラップを作る方法は?
バナナの皮もコバエトラップに使えます。500mL以上のペットボトルをきれいに洗い、水気を完全に取り除きます。食べ残しのバナナの皮を細長く切ってペットボトルの中に入れ、ボトルの口はラップで覆います。
次に、斜めに切ったストローをラップの中央に差し込みます。ストローの上端がボトルの外に最小限だけ出るように位置を調整してください。においにつられて入ってきたコバエが出口を見つけにくくする仕組みです。
コバエを防ぐ生活習慣
トラップを置くのと同時に、コバエが入り込みにくい環境を整えることも重要です。2〜5mmほどの非常に小さなコバエは、網戸や排水口などさまざまな経路から室内に侵入します。
食卓の上の食べ物はこまめに片づけ、シンクの排水口やトイレの排水口はふたをしておくのが望ましいです。熱い湯や過炭酸ナトリウムなどを排水口に定期的に流し込むと、コバエの幼虫を除去する効果があります。窓枠の排水穴など、侵入経路になりやすい場所をふさぐ方法も有効です。
