仮想運転・VR体験・スマートフォンゲームでもめまいがする場合は?

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‘サイバーメルミ(cybersickness)’の発生原因と症状

画面の動きと実際の体の動きに違いが生じると、めまいや頭痛などの症状が現れる‘サイバーメルミ’が発生する可能性があります。写真=ゲッティイメージバンク

運転免許を取得するために、屋内運転免許練習場を訪れた会社員Aさん(37・女性)は、3Dシミュレーターに座って運転練習をしていると、体に異常を感じました。画面の道路映像や椅子の動きは、実際の車に乗ったときと非常に似ていましたが、なぜかずっとめまいがして気分が悪くなりました。Aさんは結局、予約していた2時間を満たすことができず、練習場を出なければなりませんでした。  

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術が普及するにつれて、Aさんのように‘サイバーメルミ(cybersickness)’を訴える人が増えています。‘3Dメルミ’、‘VRメルミ’とも呼ばれるサイバーメルミは、仮想環境を体験する際に現れる症状で、実際の移動がないにもかかわらず、めまいに似た反応が現れるのが特徴です。3DシミュレーターやVR機器だけでなく、スマートフォンの映像を通じてサイバーメルミを訴える場合もあります。 

症状は一般的な乗り物酔いと似ていますが、発生原因は異なります。乗り物酔いは耳の前庭器官が体の動きや揺れを感知することによって発生する現象ですが、サイバーメルミは感覚の不一致(sensory conflict)から生じます。 

人間は動きを認識する際に、目、内耳の前庭器官、体の感覚情報を一緒に使用します。しかし、VR環境では画面の動きと実際の体の動きに違いが生じるため、脳が混乱を感じ、その結果、めまいの症状が現れることがあります。 

サイバーメルミの代表的な症状は、めまい、吐き気、頭痛、目の疲れ、方向感覚の喪失などです。汗をかいたり、疲労感、眠気などの症状が伴うこともあります。特に映像の中の画面の動きが遅くなったり、不自然に途切れて見えるとき、画面の視野角が過度に変化すると、視覚情報と身体感覚の不一致が大きくなり、サイバーメルミが発生する可能性があります。 

サイバーメルミを軽減するためには、まずVR機器やスマートフォンの使用時間を減らし、使用する合間に十分な休息時間を確保することが重要です。症状が現れた場合は、すぐに使用を中止することも大切です。また、画面の明るさや動きの速さが過度でないコンテンツを選び、安定した姿勢で使用することが望ましいです。

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