血糖管理、食事制限だけで十分? 就寝時刻も影響

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韓国の糖尿病患者122人を分析 概日リズムが安定するほど目標血糖の達成率は2倍に

目標血糖を達成するには、食事調整だけでなく生活パターンを安定させる必要があります。写真=ゲッティイメージズバンク

糖尿病患者にとって、口にする食べ物の調整は最も重要です。

人間は生命を維持し、体を動かすためにエネルギー源が必要です。食べ物に含まれる栄養素がそれを満たしますが、とりわけブドウ糖は、細胞が機能を保ちエネルギーを生み出すうえで欠かせない成分です。

食事をすると、ブドウ糖は血液を通って細胞内へ移動します。ところが何らかの理由でブドウ糖が細胞内に入れないと、血液中に蓄積します。これが血糖です。糖尿病は血糖がコントロールできなくなる病気です。

多くの専門家は糖尿病患者に対し、炭水化物を減らし、規則的な食事時間を決めるよう呼びかけています。白米や小麦粉、砂糖などの精製炭水化物は体内で消化される速度が速く、血糖を急激に上げやすいためです。

野菜を先に食べ、その後にたんぱく質を摂り、最後に炭水化物を食べるのも良い方法です。こうして食べる順番を変えると、血糖が急上昇するのをある程度防げます。

ただし、糖尿病患者が目標血糖に到達するには、食事以外の生活習慣も管理する必要があります。

目標血糖の達成には概日リズムが重要?

最近、高麗大学安山病院・安岩病院と鮮文大学の共同研究チームは、糖尿病患者の血糖コントロールと概日リズムが密接に関連していると報告しました。

概日リズム(サーカディアンリズム)は、昼と夜に合わせて体が自らを調整するパターンです。昼は覚醒して活動できるよう、体内ホルモンやエネルギー代謝の過程を最適化します。反対に休息が必要な夜は、睡眠をとれるよう体温を下げ、睡眠を促すホルモン分泌を増やします。

一般に、身体リズムは睡眠時間・時間帯別の身体活動量・心拍数の変化量などから分析できます。研究チームはこれを踏まえ、高麗大学安山病院で治療を受ける糖尿病患者122人を対象に研究を行いました。

参加者は10日間、持続血糖測定器(CGM)とウェアラブル機器を同時に装着しました。血糖の変動量と、概日リズムに関連するデータをあわせて収集したのです。

その後、研究チームがデータを分析した結果、概日リズムが安定して維持されている患者ほど、血糖管理の目標値を達成できる可能性が高いことが分かりました。

概日リズムが安定しているとは、外部環境と体の状態が似通い、一定に保たれていることを意味します。昼は活動ホルモンが、夜は睡眠ホルモンが正常に分泌され、毎日ほぼ同じ時間に就寝する人ほど概日リズムの安定性が高いとされます。逆に、睡眠パターンが一定でなかったり、ホルモン分泌が乱れたりすると、安定性が低いとみなされます。

具体的には、概日リズムの安定性が最も高い患者群の血糖管理目標の達成確率は46.3%でした。最も低い患者群(20%)より2倍以上高い数値です。

いつ動くかも血糖に大きく影響

1日のうち、いつ動くかも時間帯によって血糖コントロールとの関連がみられました。時間帯別の歩数とリアルタイムの血糖指標を比較したところ、午後(12〜18時)に活動量が多い患者ほど、血糖が目標範囲に保たれた時間が増えました。

睡眠時間も血糖コントロールに大きく影響しました。睡眠時間が十分な患者ほど、低血糖の発生リスクが低く、血糖変動幅も小さくなりました。

研究に参加したイ・ダヨン高麗大学安山病院内分泌内科教授は、「従来の糖尿病管理法は食事や運動、薬物療法にだけ焦点が当たっていました。ここに規則的で安定した生活リズムを維持する習慣が加わってこそ、血糖をより効果的に管理できます」と説明しました。

研究チームは、糖尿病患者の概日リズムを整える治療法が、実際の血糖改善につながるかどうかを確認する予定です。さらに、糖尿病性腎臓病や網膜症など、さまざまな糖尿病合併症と概日リズムの関連性も解明していく計画です。

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