「歯みがきを頑張っているのに、なぜ?」…歯と歯ぐきを傷める意外な「この習慣」とは?

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[ワンカット生活情報]

歯ブラシを強く押し当てて左右に繰り返しこすると、歯の表面の摩耗だけでなく、歯肉退縮(歯ぐきが下がる)の原因にもなり得ます。写真=クリップアートコリア

朝、目が覚めるとすぐに歯みがきから始める人がいます。さらに朝食でオレンジジュースや果物を口にした後、もう一度歯ブラシを手に取るケースも少なくありません。しかし歯科の観点では、こうした習慣を繰り返すと、かえって歯の表面や歯ぐきに負担をかける可能性があるとされています。「歯みがきをしないこと」も問題ですが、「頻繁に、しかも強くみがきすぎること」もリスクになり得ます。

オレンジジュースを飲んですぐ歯みがき? 先にエナメル質が弱くなることも

オレンジジュース、レモン水、炭酸飲料など酸味の強い飲み物は、口の中を一時的に酸性に傾けます。このとき、歯の最外層であるエナメル質の表面が一時的に軟化することがあり、直後にブラッシングすると表面が摩耗しやすくなる可能性があります。

特にホワイトニング用歯みがき粉や硬めの歯ブラシ毛を併用すると、刺激はさらに強くなり得ます。酸性の飲食物を摂った直後は、まず水で口をすすぎ、少し時間を置いてから歯みがきをする方法が勧められることが多いです。朝の空腹時にレモン水を習慣的に飲む人は、より注意が必要です。

起床直後の歯みがきより「短時間に2回続けてみがく」ほうが負担に

睡眠中は唾液の分泌が減り、細菌が増えやすい環境になります。そのため、起床直後の歯みがき自体は口腔衛生の管理に役立つことがあります。問題は、起床後すぐに1回、朝食後にもう1回と、短時間に繰り返して強くみがくパターンです。

短い時間のうちに2回連続でブラッシングすると、歯ぐきや歯の表面への刺激が蓄積しやすくなります。特に食後にコーヒー、ジュース、果物まで摂った状態で、すぐにもう一度歯みがきをする行動は、歯の表面への負担を増やす可能性があります。回数より大切なのは、「いつ、どれだけやさしくみがくか」だと言えるでしょう。

口臭を消そうとして舌を強くこする習慣も要注意

朝の口臭が気になり、舌をゴシゴシこする人も多いでしょう。しかし舌の表面は想像以上に薄く敏感で、過度に刺激するとヒリヒリしたり、微細な傷ができたりすることがあります。特に硬い舌クリーナーを強く使うと、かえって痛みや刺激感が出るケースもあります。

舌は奥から手前へ、軽くなでるようにケアする程度が適切です。歯ブラシもやわらかめの毛を選ぶほうが、相対的に負担が少なくなります。口臭を減らそうとして長時間こすりすぎると、かえって口腔粘膜を過敏にしてしまう可能性があります。

食後すぐ横になる習慣は、むし歯・逆流の両面で負担に

歯みがきと同じくらい重要なのが、食後の生活習慣です。食べてすぐ横になると胃酸が逆流しやすくなり、口の中の酸性環境も強まり得ます。特に夜食の後に炭酸飲料やビールまで飲み、そのまま眠ってしまう習慣は、歯の健康に好ましくない影響を及ぼす可能性が高いです。

夜は唾液の分泌量が減り、細菌や食べかすがより長く残りやすいためです。就寝前の歯みがきは、1日の中でも最も重要なケア習慣の一つとされています。デンタルフロスや歯間ブラシも併用すると、歯と歯の間の清掃にも役立ちます。

頻繁に強くみがくと、先に歯ぐきが下がりやすい

歯みがきを熱心にする人ほど、かえって歯ぐきのダメージを経験することもあります。歯ブラシを強く押し当てて左右に繰り返しこすると、歯の表面の摩耗だけでなく、歯肉退縮(歯ぐきが下がる)の原因にもなり得ます。実際に、冷たい水を飲むだけでもしみる症状を訴える人の中には、過度なブラッシング習慣があるケースが少なくありません。

ホワイトニング用歯みがき粉も、製品によっては研磨成分が強い場合があり、使いすぎると刺激になることがあります。歯の健康は「強くみがくこと」よりも、「やさしく丁寧にケアする習慣」のほうが重要だという指摘があります。

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