健康に悪影響を及ぼす超加工食品、表示がないのにどう見分ける?

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米国政府の超加工食品制限と本物の食品推奨
超加工食品、成人病を引き起こし精神健康にも影響
判別法として「10対1テスト」と「水テスト」が有用
栄養成分表の繊維質が炭水化物の10%以上ならOK
水に3~4時間浸けてもそのままなら加工が少ない健康食品
成分表の材料・成分が少なければ加工最小化食品と認められる

アメリカ政府が超加工食品を制限し、キムチを含む本物の食品を摂取するようにという新しい食事ガイドラインを発表したことで、超加工食品の判別方法への関心が高まっている。 これをために ‘10対 1 テスト’と ‘水テスト’が推奨されている。 写真は超加工食品を含む多くの加工食品で満たされた食品店の様子。写真=ゲッティイメージバンク

アメリカ保健福祉省と農務省が最近 ‘超加工食品(UPF: Ultra-processed foods)’ の摂取を制限し、‘本物の食品(Real Food)’を推奨する内容の栄養勧告を発表したことで、超加工食品への関心が高まっている。

米国政府は 5年ごとに改訂される ‘アメリカ人のための食生活指針(Dietary Guidelines for Americans)’の 2025-2030年版で ‘超加工食品は健康に良くないので減らせ’というメッセージを明確にした。 先月 1月 7日、ロバート F ケネディ・ジュニア保健福祉長官はブロック・ローリンズ農務長官と共にこれを発表し、普段主張している ‘本物の食品への回帰’を政策の核心に据えた。

成人病はもちろん精神健康にも影響を与える超加工食品

今回の指針は、これまで個人の選択に任されていた超加工食品の摂取制限が国家指針で初めて明文化され、推奨対象となったことを意味する。 この政策はケネディ長官が主力としている ‘アメリカを再び健康に(MAHA: Make America Healthy Again)’ キャンペーンと共に、アメリカの保健政策の核心となると予想される。 今後、アメリカで ‘超加工食品削減運動’が盛んに行われると見込まれる理由である。

私たちが摂取する多くの食品が加工を経た加工食品である中で、一体どの製品を超加工食品と呼ぶことができるのだろうか。 一般的な定義は ‘材料を元の性質や特性などが見つけにくいほど過度に加工し、保存料・着色料・乳化剤・食用色素・食用香料・人工甘味料などの添加物を入れて工業的に作られた食品’を指す。 加工過程で天然栄養素が破壊されると、人工栄養素を補充することもある。

ここで使用される添加物は食品産業界でしか使用されず、一般家庭のキッチンでは見かけることが難しい種類がほとんどである。 過度な加工と添加物のため、超加工食品は糖尿病・心血管疾患・過体重・肥満などの身体疾患はもちろん、うつ病などの精神疾患のリスクも増加させるという研究結果が多数出ている。

超加工食品を区別し判断する方法=より健康な食品を選ぶ方法

アメリカの保健と農業当局が超加工食品の摂取を最小限にし、加工を最小限にした自然食品(Whole foods)を食べることを推奨する理由である。 問題は一般人の立場からは、どの食品が超加工食品に該当するかを判断するのが容易ではないという点である。 食品表示に超加工食品と書かれていないからである。 むしろ広告などを通じて一般加工食品、さらには天然食品のように誇張して宣伝される場合もあり、混乱が増している。

超加工食品を区別し判断する方法は、より健康な食品を選ぶコツとなる。 それでは一体超加工食品とは何だろうか。 通常、高度に加工され、糖分が過度に添加され、ナトリウム含量が高い包装食品、即席食品、冷凍ピザ、お菓子類、炭酸飲料などがこれに該当すると考えられる。 しかし基準が曖昧であり、特に一般加工食品との境界が不明確なため、消費者は混乱しながら選択に苦労せざるを得ない。 指針に応じて超加工食品の摂取を減らしたいと思っても、一体どの製品が超加工食品に該当するかを判断するのが容易ではないからである。

npr、栄養成分表を見て超加工食品を見分ける10対1テストを紹介

材料本来の姿と栄養をそのまま保っている ‘本物の食品’を選んで食べることは、身体と心の健康を守るための鍵である。 写真はベジタリアンサラダ。写真=ゲッティイメージバンク

アメリカの公共ラジオ放送(npr)は最近、超加工食品を見分けるコツを紹介した。 まず最も一般的に接することができる炭水化物含有食品が超加工食品であるかを確認するための2つのコツがある。‘10対 1 テスト’と ‘水テスト’がそれである。

10対 1 テストは簡単である。 加工食品の栄養成分表を通じて超加工食品であるかを確認する方法である。 含まれている繊維質が表示された総炭水化物量の 10%に該当するかが基準である。 例えば、該当食品に含まれる炭水化物が総 30gで、含まれている繊維質が 3g 以下であれば超加工食品と見なされる。3g 以上であれば一般加工食品に該当するというのが nprの説明である。

食品に精製小麦粉と砂糖だけがたくさん入っていれば、栄養バランスに問題がある超加工食品に該当する。 精製されたでんぷんが一部入っていても、全粒穀物・小麦ふすま・種子類など加工比率が低い健康な材料が一緒にバランスを取っている場合は超加工食品ではない。 全粒穀物・小麦ふすま・種子類など加工比率が低い材料の比率が高ければ、繊維質の比率がある程度維持されるからである。

超加工食品を水に3~4時間浸けると溶けたり崩れたりする

超加工食品を判別するもう一つの方法が水テストである。 パン・クラッカー・プレッツェル・シリアルなど炭水化物が含まれた加工食品を水に 3~4時間浸ける簡単な方法である。 この過程を経ても炭水化物が水に溶けない場合は、加工を最小限にした食品と見なすことができる。

なぜなら、最小加工の穀物製品は原材料の細胞壁がそのまま残っているため、炭水化物が水に溶けるのを防いでいるからである。 細胞壁が炭水化物分子の鎖構造を包み込むことで、一種の保護膜の役割を果たす。 これに該当する最小加工の穀物製品が全粒パンや ‘スチールカットオートミール(Steel-cut Oats)’である。 スチールカットオートミールは全オーツを鋼の刃を使って 2~3等分程度に切ったもので、材料の穀物の細胞膜や食物繊維などがほとんど生きている。

一方、こうして浸けた後に食品が水に溶けたり崩れたりすれば、超加工食品と見なすことができる。 炭水化物分子を包む保護膜が消えてしまうほど過度に加工されたと見なされるからである。

アメリカ‘MDアンダーソン癌センター’が教える超加工食品

アメリカの有名病院であるテキサス州ヒューストンのテキサス大学‘MDアンダーソン癌センター’が一般大衆に提供する ‘MDアンダーソン超加工食品の定義と対応’ 保健教育コーナーは、これに関連する有用な情報を提供する。 癌センターの栄養士が作成し、医療専門家がレビューしたコンテンツである。

病院側はこのコーナーで超加工食品を ‘食品会社が実際の食品ではない多くの製造材料を使用して作った包装食品’と定義する。 食品業者は炭水化物・タンパク質・脂肪成分と酵素・香料・保存料、そして塩・砂糖などの材料を組み合わせて消費者が食べられる製品を作るが、元の食品の特性や栄養成分を維持することはできないと指摘する。

病院側は超加工食品について ‘あらかじめ消化された食品’と表現する。 食品業者が食品材料を事実上分解した後、別の形に再組み立てたため、人体はこれを簡単かつ迅速に分解して吸収できるということである。 このため、徐々に上がるべき血糖が急速に上昇し、再び下がる。 この過程で脳の特定の領域を刺激し、簡単に空腹を感じ、エネルギーが不足していると感じることになる。 脳がもっと食べるように刺激を受けることで、最終的に過剰なカロリー摂取につながる。 超加工食品が肥満の原因となるメカニズムである。

さらに、材料が高度に加工される過程で相当数の栄養素が除去されるというのが病院側の説明である。 食べた量に対して栄養が不足しているため、脳は空腹に悩まされ、これを抑えるために結局より頻繁に、より多く食べることになる。

超加工食品を完全に排除するのは難しい… 材料・成分が少ない食品を選ぶのがコツ

食品成分表にビタミンやミネラルなどの栄養素が表示されている場合は、加工過程で破壊されたものを別途補強したと考えればよい。 栄養素が強化されていても、新鮮な果物・野菜・豆類などの自然栄養素の恩恵は受けられないというのが病院側の説明である。 超加工食品の摂取が増えると、身体が必要とする栄養素の供給は不足するが、カロリー摂取は過剰になる状態が続く。 成人病をはじめとするさまざまな病気を引き起こしやすくなるのは当然である。

病院側は現代社会で時間とコストを節約する利点がある加工食品を完全に排除するのは現実的ではないと指摘する。 代わりに加工が少ない材料を使用する全粒食品や最小限の加工だけをした食品を選ぶようにアドバイスする。 最小加工食品を選ぶコツは意外と簡単である。 成分表に記載された材料と成分が少ないものを選べばよい。 例えば、材料と成分が 3個以下であれば、20個以上が入った超加工食品よりもはるかに加工が少ないと見なされるということである。

問題はこのような判別法も明確ではないという事実である。消費者の権益のために最良の方法は、権威ある行政当局が超加工食品に関する明確な基準を示し、これを食品ラベルを通じて知らせることである。もちろん、ここには多くの食品業者と関連従事者の利益がかかっているため、苦労が予想される。それでも、科学的考慮と熟慮を通じて社会的合意形成を経て、消費者の健康と利益を守り、業界も社会的責任を果たす最適な方法を見つけなければならない。  

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