「ウイルス性の風邪には抗生物質は効かない」…風邪・アレルギー性鼻炎には「これ」が効果なし、ただ副作用だけ

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「抗生物質は風邪や急性・化膿性鼻炎の治療には全く効果がない」...風邪予防のための生活知恵は?

風邪患者が鼻水を拭くティッシュを持ちながら温かい飲み物を飲んでいる。抗生物質は風邪や急性鼻炎を治療するどころか、むしろ成人患者に下痢、腹痛、頭痛などの副作用リスクを高めるという研究結果が出た。風邪の回復には温かいスープやチキンスープ、ニンニク、ヨーグルト、ビタミンCが豊富な果物、葉野菜とブロッコリー、オートミール、胡椒・わさびなどの香辛料が役立つ。写真=ゲッティイメージバンク

ウイルス性の風邪には細菌を殺す抗生物質は効かない。それでも風邪にかかった人々が無闇に医者に抗生物質を要求したり、「早く治してほしい」と注射を打ってくれと無理を言う人がまだ多いという。もちろん、注射がすべて抗生物質の注射ではない。

抗生物質は風邪や鼻炎を治療するどころか、むしろ成人患者に副作用リスクを高めるという研究結果が出た。ニュージーランドのオークランド大学の研究チームは、風邪患者1800人以上を対象に行った研究結果を発表した。これは誤った風邪治療の慣行に対する一種の警告である。    

研究結果によると、抗生物質は風邪や急性・化膿性鼻炎の治療には全く効果がなく、むしろ成人患者に副作用リスクを高めることが示された。子供の風邪患者には抗生物質が副作用リスクを有意に高めることはなかった。研究チームは「抗生物質の乱用は、薬を使っても効かない深刻な抗生物質耐性問題を引き起こす可能性がある」とし、「風邪治療に抗生物質を処方する慣行を完全に排除すべきだ」と強調した。

この研究結果(Antibiotics for the common cold and acute purulent rhinitis)は国際学術誌 《体系的考察のコクランデータベース(Cochrane Database of Systematic Reviews)》に掲載された。

風邪は世界中で最も一般的な急性上気道感染である。成人は平均年2〜4回、子供は年6〜8回風邪にかかるとされている。主な原因はライノウイルス、コロナウイルス、RSVなど200種類以上のウイルスであり、一般的には7〜10日以内に自然回復する。しかし、症状が長引いたり細菌性合併症が伴う場合には専門的な治療が必要である。国内の統計によると、冬季の外来診療患者の約30%以上が風邪関連の症状で病院を訪れ、その中のかなりの数が抗生物質の処方を受けている。しかし、風邪はほとんどがウイルス性疾患であり、不要な抗生物質の処方が多すぎると指摘されている。   

以前の研究結果によると、抗生物質の副作用には消化管の副作用(下痢、腹痛、吐き気、嘔吐など)、皮膚および全身反応(皮膚発疹、頭痛、疲労感など)、生殖器関連の副作用(女性の膣炎など)が挙げられる。抗生物質は腸内の有益菌を破壊し、バランスを崩す。抗生物質とプラセボ(偽薬)を服用した患者を比較分析した結果、抗生物質を服用した成人風邪患者の副作用発生リスクがプラセボを服用した患者に比べて約2.6倍高いことが示された。

風邪患者が注射で鎮痛剤・解熱剤、抗炎症剤、ビタミン剤、点滴などを投与されると、風邪の症状が緩和されたり体力補充に多少役立つことがある。しかし、一部の患者の誤った考えとは異なり、これらの注射剤が風邪を直接治療したりウイルスを排除する効果はない。熱・痛み・疲労などの不快な症状を軽減し、回復期に体を楽にするだけである。風邪の最も重要な治療法は十分な休息、水分摂取、免疫力管理などである。薬は熱が高い場合には解熱剤を服用するなどの対応療法として服用するものである。  

それでも実際の診療現場では風邪にかかった患者が医者に抗生物質や注射剤を要求するケースがなくなっていない。黄色い鼻水や咳がひどいときに細菌感染と誤解して抗生物質を求めるが、ほとんどはウイルス性の風邪であり、抗生物質は何の効果もない。医療従事者の立場では患者の要求を無条件に拒否することは難しく、満足度を考慮して抗生物質を処方する場合もある。これは抗生物質の乱用につながる。抗生物質は風邪の症状改善に役立たず、むしろ副作用と耐性問題を悪化させるため、患者と医療従事者は誤った認識を徹底的に変える必要がある。

風邪回復を助ける食べ物には温かいスープやチキンスープ、ニンニク、ヨーグルト、ビタミンCが豊富な果物、葉野菜とブロッコリー、オートミール、胡椒・わさびなどの香辛料が含まれる。これらの食べ物は免疫力強化と症状緩和に役立つ。特に水分補給と抗酸化作用で風邪患者の回復を促進する。一方、アルコール、カフェイン飲料、加工食品は免疫力を低下させ、症状を悪化させる可能性がある。   

風邪予防のためには生活習慣管理が非常に重要である。外出後や食事前後、トイレ使用後には必ず30秒以上手を洗うべきである。室内の換気は1日3回、10分以上行うのが良い。室内湿度を40〜60%に保つことで鼻粘膜を保護できる。公共交通機関や密集した空間ではマスクを着用する必要がある。成人は1日7時間以上、子供は8〜9時間の十分な睡眠を確保するべきである。汗が少し出る程度の規則的な有酸素運動も免疫力強化に良い。インフルエンザ予防接種は特に高齢者や子供にとって必須である。 

一方、注射剤が全く無駄というわけではない。鎮痛・解熱剤の注射は高熱やひどい頭痛、筋肉痛を和らげて休息を取りやすくしてくれる。抗炎症剤の注射は喉の痛みや鼻づまりなどの炎症反応を減らし、症状改善に役立つ。ビタミン剤の注射は免疫力強化と疲労回復を助けるが、直接的な風邪治療効果はない。点滴の注射は脱水や全身疲労がひどいときに受けると水分と電解質を補充し、回復に役立つ。ただし、補完手段であることを忘れてはいけない。

今回の研究と現場の現実は風邪治療に対する社会的認識の転換を求めている。風邪はほとんどがウイルス性疾患である。抗生物質は風邪に何の効果もない。副作用と耐性問題だけを引き起こす。風邪治療の核心は十分な休息と水分摂取、免疫力強化の食べ物と生活習慣管理にある。冬の不快な風邪に賢く対処しなければならない。   

[よくある質問]

Q1. 風邪を予防するために日常で守るべき生活習慣は何ですか? 

A1. 外出後の手洗い、1日3回以上の換気、室内湿度40〜60%の維持、マスク着用、十分な睡眠と規則的な運動が基本です。特に冬季にはインフルエンザ予防接種を通じて感染リスクを減らすことが重要です。

Q2. 風邪にかかったときに抗生物質を飲むと早く治りますか? 

A2. そうではありません。風邪はほとんどがウイルス性疾患であり、抗生物質は効果がなく、むしろ成人には副作用リスクを高める可能性があります。抗生物質は細菌性感染にのみ効果があるため、風邪治療には推奨されません。 

Q3. 風邪を予防したり回復を助ける食べ物は何ですか? 

A3. 温かいスープやチキンスープは水分補給と喉の痛み緩和に良く、ニンニクやヨーグルトは免疫力を強化します。みかん・イチゴ・トマトなどのビタミンCが豊富な果物とブロッコリー・葉野菜は抗酸化作用を助けます。オートミールや香辛料も回復にポジティブな影響を与えます。 

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