
年齢を重ねるほど、尿失禁は悪化しやすくなります。 自分でも気づかないうちに抑えきれず、 尿がちょい漏れしてしまう 尿失禁は、恥ずかしさからそのまま放置しがちです。 実際、加齢による現象として「仕方ない」と受け止めたり、恥ずかしさから医療機関を受診せずに症状を進行させてしまう人は少なくありません。 しかし尿失禁は自信の低下につながり、 重症化すると うつ病へ発展する可能性もあります。 日常生活で尿失禁を予防する方法を確認しましょう。
◆ 尿失禁 セルフチェック
1日に 8回以上 頻繁に 排尿する、尿意を我慢しにくい、 トイレへ向かう途中で 尿が漏れる、 また 咳やくしゃみをしたときに尿が漏れる場合は、 尿失禁を疑う必要があります。 できるだけ早く医療機関を受診し、 専門医の 診察を受けるのが望ましいでしょう。 尿失禁と診断されて 漠然と不安になることもありますが、 積極的に治療に取り組み、正しい排尿習慣や規則的な運動など 生活習慣を改善すれば、改善が期待できます。
◆ 骨盤底筋を強化するケーゲル体操
弱くなった 骨盤底筋を 強化する運動です。 咳やくしゃみ、 ジャンプなどで腹圧が上がったときに尿が漏れる 腹圧性尿失禁は、この運動で 予防・改善が期待できます。
肛門をきゅっと締めた状態を 10秒以上 保ち、 締めていた肛門をゆっくり緩めて数秒休みます。 続いて 1秒間隔で肛門を 締めたり緩めたりを 3回連続 繰り返した後、数秒休みます。 これを 1日 30回、 午前、 午後、 就寝前に それぞれ 10回ずつに分けて行うのがよいでしょう。
◆ 膀胱を刺激する食品を避ける
アルコール飲料、 コーヒー、 お茶、 カフェインを含む製品、 辛い食べ物、 酸味のあるジュースや 果物類、 人工甘味料、 チョコレート、 シロップ、 はちみつ、 砂糖 など、膀胱を刺激する食品の摂取を 控えることは、尿失禁の予防に役立つ可能性があります。
◆ 正しい排尿習慣を身につける
通常は 1日に 4-6回、 1回あたり 250-350cc 程度の排尿をします。 これより尿量が少ない、または 2時間以内 の間隔で排尿している場合は、少なくとも 3時間に1回、1回 250cc 以上 排尿できるよう、 意識的に トレーニングする必要があります。
尿を我慢しすぎる習慣がある場合は、 少なくとも 4時間以内に1回は排尿できるよう適切に 水分を摂取し、 1回あたりの尿量が 400ccを超えないように します。 尿量は 500cc の空の 牛乳パックを使うと測りやすいです。 尿漏れが心配で事前にトイレへ頻繁に行ったり、 水分を控えたりするのは、膀胱の健康に良くありません。
◆ 適度な水分補給, 少量をこまめに飲む
尿量は、摂取し汗として排出された 水分量の影響を受けます。 激しい運動をしない一般的な主婦の場合、1日の最低 水分摂取量は 体重 1kgあたり水 20-30cc 程度です。 通常は 1.5~1.8 リットル ほどで十分で、 朝 起きてから 活動量の多い時間帯に 少量を こまめに 飲むのがよいでしょう。
体を動かさず汗をあまりかかない人が、1日に 水を 3リットル以上 飲むと、かえって 腎機能を低下させる可能性があります。 便秘がひどいと排尿回数が増えたり尿失禁が起きたりすることがあるため、 適度な 水分補給で 便秘を予防するのも一つの方法です。