8月末からインフルエンザ患者が急増 小学生は1000人当たり36.5人で最多

| 入力:

第35週のインフルエンザ様疾患は前年同期の2倍 疾病管理庁、21日開始の予防接種と流行注意報の発令を検討

疾病管理庁は、インフルエンザなど呼吸器感染症の予防に向け、接種対象者に対し、各自のスケジュールに合わせてワクチンを接種するよう呼びかけました。 写真=クリップアートコリア

暑さが和らぎ秋に入るのに伴い、小学生と乳幼児・小児を中心にインフルエンザ(インフルエンザウイルス感染症)の患者が急増しており、保健当局が注意を呼びかけています。

疾病管理庁は4日、足元のインフルエンザ発生が前年の同時期を上回る水準で推移しており、とりわけ小学生と乳幼児・小児の年齢層で相対的に高い発生がみられると発表しました。

疾病管理庁によると、診療所級医療機関におけるインフルエンザ様疾患(38℃以上の発熱に加え、せきまたは咽頭痛がある場合)の定点サーベイランスでは、2026年第35週(8月23~29日)のインフルエンザ様疾患の割合は外来患者1000人当たり13.3人となり、前週の9.2人から増加しました。前年同時期の6.4人と比べると2倍以上の水準です。インフルエンザ様疾患の割合は、医療機関を受診した外来患者1000人のうち、インフルエンザが疑われる患者が何人いるかを示す指標です。

直近4週間のインフルエンザ様疾患の割合は、第32週が7.0人、第33週が7.5人、第34週が9.2人、第35週が13.3人と、週を追うごとに上昇しました。

全ての年齢層で発生が増える中、第35週の年齢別のインフルエンザ様疾患の割合は、7~12歳が36.5人で最も高く、1~6歳が22.6人で続きました。次いで19~49歳が14.9人、13~18歳が14.6人、50~64歳が7.5人などの順でした。特に小学生と乳幼児・小児の年齢層で相対的に高い発生水準がみられました。

インフルエンザウイルスの検出率も上昇しています。診療所級医療機関の呼吸器症状患者におけるインフルエンザウイルス検出率は第35週が12.3%で、第34週の10.0%から上がりました。最近検出されているウイルスは主にA(H1N1)pdm09型だということです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入院患者も最近、増加傾向を示しました。第35週に全国223の病院級医療機関で確認されたCOVID-19入院患者は109人で、前週の61人から増えました。COVID-19ウイルス検出率も11.7%と、前週の11.3%から小幅に上昇し、下水中のCOVID-19ウイルス濃度も増加傾向を示しました。ただし、COVID-19入院患者数は前年同時期より低い水準です。

イム・スングァン疾病管理庁長は「最近、インフルエンザ様疾患の割合とウイルス検出率が増加傾向を示し、例年の同時期と比べても高い発生がみられるため注意が必要です」と述べ、手洗い、せきエチケット、人が多い場所でのマスク着用など、呼吸器感染症の予防策の徹底を呼びかけました。

イム庁長は「小学生と乳幼児・小児の年齢層でインフルエンザ様疾患の割合が最も速いペースで増えているだけに、保育園や学校などでは呼吸器感染症の予防策に関する教育・広報を強化してほしい」と語りました。

さらに「9月21日から対象者に応じて順次、インフルエンザ予防接種が始まりますので、65歳以上の高齢者、妊婦、子どもなどはそれぞれのスケジュールに合わせて接種を受けてください。高熱などインフルエンザ症状がある場合は、速やかに受診してほしい」と強調しました。

例年より早くインフルエンザ流行が始まる可能性に備え、疾病管理庁は今月8日、疾病管理庁長主宰で関係省庁とともにインフルエンザ対策の現状などを点検する予定です。

疾病管理庁は、インフルエンザの監視期間を毎年第36週から翌年の第35週までを一つの「シーズン」として区分しています。これにより、2026~2027シーズンは今週(8月30日~9月5日)から始まり、疾病管理庁は今週の監視結果を踏まえ、新シーズンの流行注意報を発令するかどうかを検討する予定です。

疾病管理庁は、インフルエンザなど呼吸器感染症の予防のため、接種対象者はスケジュールに合わせてワクチンを接種するよう呼びかけるとともに、外出後や食事の前後、せき・くしゃみの後には、流水と石けんで30秒以上手を洗うよう推奨しました。

せきをする際はティッシュや衣服の袖で口と鼻を覆い、呼吸器症状がある場合はマスクを着用します。洗っていない手で目・鼻・口に触れず、室内はこまめに換気し、発熱や呼吸器症状がある場合は医療機関を受診して適切な診療を受けるようにします。

×