
肉(脂身)はほとんど食べず、脂っこい料理もほとんど食べていないのに…思いがけず体重が増えて悩む人は少なくない。内臓脂肪(お腹まわりの脂肪)が多く蓄積している場合、脂質だけでなく、炭水化物(ご飯、麺、パン、じゃがいもなど)の過剰摂取と密接に関係している。こうした炭水化物を減らしても、菓子類や甘い物が好きだと、お腹まわりの脂肪が急速につくことがある。糖分由来のエネルギーが体内に継続して蓄積されるためだ。
炭水化物 を食べ過ぎると…体内で脂肪に変わる理由は?
糖類や炭水化物は、私たちの体でエネルギー源として使われる必須栄養素である。問題は過剰摂取であり、適量は摂る必要がある。単糖類のうちブドウ糖は、脳の主要なエネルギー源だ。不足すると記憶力の低下など、さまざまな問題を引き起こす。問題は過剰摂取の場合である。体内で使われずに余った糖が体内に蓄積し、脂肪へと変換される点だ。グリコーゲンとして合成され、肝臓や筋肉などに貯蔵される。運動や身体活動で消費しなければ脂肪が蓄積し続け、太りやすくなる。
肉を食べないのに脂質異常症や脂肪肝?
脂質異常症(ディスリピデミア)は、血液中のコレステロールや中性脂肪が大きく増えた状態である。主な原因は高脂肪食だけでなく、高炭水化物食、運動不足、肥満、糖尿病、遺伝などだ。肉を食べなくても、ご飯・麺・パンを頻繁に食べ過ぎ、甘い物が好きだと脂質異常症になることがある。脂肪肝も炭水化物の過剰摂取が原因の一つだ。炭水化物(糖類)を多く摂ると、すぐに脂肪として蓄えられることがある。さらに身体活動をしなければ脂肪が増え、お腹まわりに脂肪がつきやすくなる可能性がある。
結局、保健当局が見直した…炭水化物の適正摂取比率は?
韓国の保健福祉部は、炭水化物や糖類の過剰摂取を抑えるため、昨年12月に「2025年 韓国人の栄養素摂取基準」を改定した。2020年と比べ、炭水化物の適正比率を55~65%から50~65%へ引き下げた。添加糖については、「10%以内摂取」を「10%以内に制限」へと強化し、「加糖飲料の摂取は可能な限り減らす」という文言も追加した。たんぱく質は7~20%から10~20%へ引き上げ、脂質は15~30%のまま維持した。
脂っこい物は食べていないのに…血糖が急上昇して太った理由は?
炭水化物の適正比率50%とは、簡単に言えば、ご飯や麺、パンは1食の半分程度にするということだ。残りは野菜、卵、魚、肉類など、たんぱく質や脂質、ビタミンがバランスよく含まれるおかずを添える。おかずがないときも、ご飯とキムチだけで済ませず、目玉焼きくらいは必ず追加したい。炭水化物ばかりを食べ過ぎると血糖が急上昇し、太りやすくなる。脂っこい物を食べていなくても、脂肪肝や脂質異常症が起こることもある。肥満、脂質異常症、糖尿病の予防では、食習慣が最も重要だ。食事のたびに、自分が炭水化物とたんぱく質をどれくらい摂っているかを意識してみることも必要である。