「栄養剤の吸収率を高める方法がある」

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栄養剤は同じ製品でも、服用時間や食べ物の組み合わせによって吸収率や体感効果が大きく変わる。写真=ゲッティイメージコリア

毎日欠かさず摂取している栄養剤。しかし、「摂取している分だけ効果がわからない」という人は少なくない。成分が不足しているのか、製品に問題があるのか。意外にも答えは簡単だ。「何を」摂取するかよりも「いつ、どのように」摂取するかを見落としているからだ。食前、食後のタイミングが少し変わるだけで吸収率は大きく揺らぐ。これまで毎日摂取してきた栄養剤の最適な服用法を見ていこう。

鉄分剤は「朝の空腹時」または食事の1時間前

鉄分剤は代表的な空腹時に摂取する栄養剤だ。食べ物と一緒に摂取すると、鉄分の吸収を妨げる成分が同時に入ってくるからだ。特に牛乳やチーズなどのカルシウム食品、コーヒーやお茶に含まれるタンニン成分は鉄分の吸収を著しく低下させる。空腹時の摂取が負担であれば、食事の1時間前や食後2時間以降が推奨される。ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率はさらに高まる。

オメガ3は必ず「食事中・食事直後」

オメガ3は代表的な脂溶性脂肪酸だ。空腹時に摂取すると吸収率が低く、魚の臭いがするゲップや胃の不快感を感じやすい。特に中性脂肪の管理や炎症の緩和を目的とする場合は、食事中や食事直後の摂取が有利だ。油っぽい食事と一緒に摂取したとき、体内での利用率が高まることが知られている。

乳酸菌は「朝の空腹時」または寝る前

乳酸菌は一般的に食後に摂取することが多いが、食事直後は胃酸が最も強くなり、生存率が低下する可能性がある。空腹時や食事前後30分以内が相対的に胃酸濃度が低く、腸まで到達する可能性が高い。胃が敏感であったり、胃酸分泌が多い人ほど、服用時間による体感の違いが大きい。そのため、朝起きた直後や寝る前が推奨される理由だ。

ビタミンA・D・E・Kは「食事直後」が基本

ビタミンA・D・E・Kは脂肪と一緒に吸収される脂溶性ビタミンだ。空腹時に摂取すると体内での吸収が十分に行われず、排出される可能性が高い。特にビタミンDは油っぽい食事と一緒に摂取したとき、血中濃度がより安定して維持されることが知られている。ダイエット中で食事が軽すぎる場合は、ナッツやオリーブオイルと一緒に摂取することが助けになる。

総合ビタミンは「朝食後」、カルシウムは「夕食後」

総合ビタミンには水溶性・脂溶性ビタミンが含まれているため、空腹時よりも食後の摂取が適している。一般的に朝食後が最も無難だ。一方、カルシウムは総合ビタミンに含まれる鉄分や亜鉛と吸収競争を引き起こす可能性があるため、時間を分ける必要がある。この場合、総合ビタミンは朝、カルシウムは夕食後に分ける方法が効率的だ。コーヒーや炭酸飲料とは最低1時間以上の間隔を空けることが望ましい。

栄養剤の効果は「何」よりも「いつ」が鍵

栄養剤は継続的に摂取するだけでは十分ではない。同じ製品でも、服用時間や食べ物の組み合わせによって吸収率や体感効果が大きく変わる。無意識に摂取してきた栄養剤であれば、成分を変える前に服用タイミングを確認することが先決だ。小さな習慣が、吸収を半減させる最も確実な方法かもしれない。

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