
自宅で肉を焼いて食べると、食器に油がべったり付く。台所用洗剤を多めに使えば簡単に解決しそうだが、まずは洗う順番を見直したい。むやみに洗剤を付けてこすり始めると、かえって油分が十分に落ちないことがある。
洗剤の量をむやみに増やしてはいけない理由
油を落とそうとして台所用洗剤を過度に使うと、食器に洗剤が残留する可能性がある。首都圏埋立地管理公社の資料では、台所用洗剤の適正使用量は水1Lあたり1.5~2mLとされる。スポンジに台所用洗剤を付けすぎると、推奨量を超えやすい。
洗剤には多くの場合、界面活性剤などの殺菌成分が含まれている。界面活性剤は油と水を混ざりやすくして汚れを落とす役割がある一方、食器に残って体内に入ると悪影響を及ぼす。
少量でも繰り返し摂取したり、消化器官が継続的にさらされたりすると、粘膜を傷つける。粘膜は外部の異物が体内に入るのを防ぐ。粘膜が弱ると免疫力が低下しやすく、消化機能が落ちることもある。
洗剤を少なく使うには?
洗剤を控えつつ、きれいに食器を洗うにはどうすればよいのか。油分の多い食器は、洗う前にキッチンペーパーでまず油を拭き取る。
拭き取る前に焼酎を活用する方法もある。焼酎に含まれるエタノールは、水になじむ「頭」の部分と、油になじむ「尾」の部分で構成される。エタノールは油と結合して溶かす役割をする。焼酎がなければ、ウオッカや洋酒などを使ってもよい。アルコール度数が高いほど油が落ちやすい。
その後、洗い桶に水を張って台所用洗剤を希釈し、食器洗いを始める。スポンジに洗剤を直接付けるより、洗剤の使用量を減らせる。水ですすいだ後も、洗剤が食器に残るリスクが小さくなる。
すすぎは15秒以上
食器をすすぐ際は、流水で15秒以上、十分に洗い流す必要がある。韓国人が平均的に使用する洗剤量である8mLを4種類のスポンジに付けて食器を洗い、それぞれ7秒、15秒すすいだ国内実験の結果がある。その結果、7秒しかすすがなかった場合は、すべての容器から界面活性剤が検出された。一方、15秒すすぐと、トゥッペギ(韓国の土鍋)を除くすべての容器で界面活性剤が検出されなかった。
ぬるま湯に洗剤を入れた後、ベーキングソーダと酢を加えるのも効果的だ。弱アルカリ性のベーキングソーダは、こびり付いた油汚れを落とす。酸性成分を含む酢は、水あかや臭いの除去に強い。ただし、ベーキングソーダと酢を同時に使うと効果が相殺されるため、用途に合わせて別々に使う必要がある。
