
グループ2NE1のパク・ボムが先日、長文の手紙を投稿し、論争を呼んだ。
手紙の中でパク・ボムは「私は元気に、懸命に過ごしている過ごしている。騒ぎになるかもしれないので慎重だが、Adderall(アデラル)という向精神薬が気になっている」と述べ、「それは麻薬ではない。私はADD患者です」と明らかにした。
パク・ボムは2019年に麻薬類の持ち込み問題で話題になったことがある。その際、パク・ボムの所属事務所は「アメリカから国際特送郵便でアデラルを持ち込んだ。アメリカFDAで正式に承認された合法的な医薬品だが、国内法で麻薬類に分類されて流通が禁止されている事実を正確に認識していなかった」との立場を表明した。
続けて「パク・ボムはADDの症状があり、っており、国内の大学病院で継続的に治療を受けており、国内で使用できる成分が似た合法的な薬を処方されて服用している」と説明した。
ADD、過剰行動なしで注意力が低下する『静かなADHD』
ADDは注意欠陥障害(Attention Deficit Disorder)の略で、よく知られているADHD(注意欠陥多動性障害)の中で過剰行動が目立たないタイプを指す。現在、医学的にADDという診断名はなく、ADHDの中で注意力不足を特徴とする神経発達障害を指す日常的な表現として使われている。『静かなADHD』とも呼ばれる。ADHDは成人の約2〜5%に発生みられ、その中でADDが30〜50%を占めると報告されている。
ADDの代表的な症状は、△集中力を維持するのが難しい、△気が散りやすい、△整理・計画能力が不足している、△約束ややるべきことをよく忘れる、などである。このため、学校や職場などで能力に比べて成果が低くなる傾向がある。ADD患者は過剰行動がほとんどないため、静かに見えたり、ぼんやりした人と誤解されたり、単に怠け者と評価されることもある。
アデラル、覚醒・依存性を引き起こすアンフェタミン成分で国内では違法
パク・ボムが言及したアデラルは韓国で許可された医薬品ではない。主要成分であるアンフェタミンが韓国の麻薬類管理に関する法律で向精神薬に分類されているためである。個人が海外から持ち込むことも原則として違法である。したがって、国内ではADDを含むADHD治療薬として使用することはできない。
一方、アメリカ食品医薬局(FDA)ではアデラルを正式な処方薬として承認している。ADHD、ナルコレプシー(突然眠る睡眠障害)治療に主に処方される。ADHDにアデラルが使用される理由は、ドーパミンやノルエピネフリンという神経伝達物質を増加させるからである。ADHD患者はこの神経伝達システムが低く機能することが多く、効果がある。ただし、乱用すると覚醒効果と依存性が生じる可能性がある。
韓国ではADHD治療にアンフェタミン系の代わりにメチルフェニデート系を主に使用している。