
バナナは人々が簡単な食事の代わりに最も好んで選ぶ果物である。食べやすく、食物繊維が豊富で満腹感も大きいからだ。エネルギーをすぐに補充できるという利点もあり、運動前後の空腹を満たすのに最適である。
問題は新鮮さの維持である。バナナの房を購入すると、いくつかはすぐに黒く変わってしまうことが多い。では、もう少し長く食べるためにはどうすればよいのか。バナナを冷蔵保存すると、より早く傷むという話は本当なのだろうか。
購入したバナナの皮に緑色が見える場合は、まず常温に置いておこう。冷蔵庫に入れると追熟が止まって甘みが出ないからだ。食べごろに熟している場合は冷蔵庫に入れても良い。冷蔵庫に入れると早く傷むという話があるが、実際にはそうではない。
熱帯果物であるバナナを冷蔵庫のような涼しい場所に置くと、低温障害が発生する。低温により皮の細胞壁が破壊され、出てきた酵素が酸素と反応して褐変現象が起こるのだ。一方、皮の中の果肉は新鮮な状態がより長持ちする。
バナナをより長く新鮮に保ちたい場合は、バナナの両端を切ろう。この部分からバナナの熟成を促進するエチレンガスが出るからだ。エチレンガスは特に茎から最も多く出る。バナナの茎の部分を茎、下の尖った端を花座と呼ぶ。
また、バナナを房のまま保存すると、それぞれのバナナから出るエチレンガスが互いに影響を与え、熟成が早く進む。したがって、長持ちさせるためにはバナナを一つずつ取り外し、両端を切り、ビニールラップや使い捨ての紙タオルで包む必要がある。
個別に包装したバナナは常温に置くか冷蔵庫に入れれば良い。皮の褐変現象が嫌な場合は常温に置いておけば良い。家族が少なくてより長く保存する必要がある場合は、密閉容器やジッパーバッグに入れて冷蔵保存することをお勧めする。
