双子妊娠から解熱鎮痛薬の不安まで 妊婦の疑問4つに回答

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大韓母体胎児医学会、多胎妊娠・脳性まひの原因・子宮手術後の妊娠・解熱鎮痛薬のファクトシート公表

大韓母体胎児医学会の第32回学術大会の参加者が6月20日、家族とともに集合写真を撮影している。 写真=ソウル大学病院
大韓母体胎児医学会の第32回学術大会の参加者が6月20日、家族とともに集合写真を撮影している。 写真=ソウル大学病院

双子を妊娠するとリスクはどれほど高まるのか。脳性まひは分娩過程の問題だけで起こるのか。子宮の手術後に妊娠を準備する場合、何に注意すべきか。妊娠中に発熱や痛みがあるとき、解熱鎮痛薬を服用してよいのか。

大韓母体胎児医学会は、妊婦からよく寄せられる4つの質問について、学会としての公式見解とファクトシトを示しました。

同学会は9日、先月19日から20日まで慶州のラハンセレクトホテルで第32回学術大会を開き、多胎妊娠、脳性まひの原因、子宮手術後の妊娠、妊娠中の解熱鎮痛薬の服用に関する公式見解とファクトシートを発表したと明らかにしました。

先月19日から20日まで慶州のラハンセレクトホテルで開かれた大韓母体胎児医学会第32回学術大会に参加した医療陣が、家族と記念撮影をしている。 写真=ソウル大学病院
先月19日から20日まで慶州のラハンセレクトホテルで開かれた大韓母体胎児医学会第32回学術大会に参加した医療陣が、家族と記念撮影をしている。 写真=ソウル大学病院

学術大会は、医療陣が家族と一緒に参加できるよう「家族とともに(Family Friendly)」をコンセプトに運営されました。学会は、診療現場を守るため家族と過ごす時間を確保しにくかった医療陣に配慮し、子どもが親と一緒に滞在できる空間を設けたほか、個別対応の弁当を支援しました。

'単一胚移植'を積極的に推奨

最初のテーマは、双子などの多胎妊娠です。不妊治療の発達に伴い、多胎妊娠への関心も高まっています。韓国の多胎児出生率は2007年の2.7%から2023年には5.5%へと、2倍以上に上昇しました。

多胎妊娠では、早産や新生児集中治療室への入院など、母体と胎児の双方でよりきめ細かな管理が必要となる状況を伴うことがあります。

学会はこれを踏まえ、大韓補助生殖医学会とともに、健康な単胎児の出産を最優先の目標に据え、単一胚移植(Single Embryo Transfer, SET)を積極的に推奨する方針を示しました。単一胚移植は、体外受精の過程で胚を1つだけ移植する方法です。妊娠成功率を考慮しつつ双子妊娠の可能性を下げ、母体と赤ちゃんの負担を軽減する戦略です。

脳性まひの原因、分娩過程だけでは説明できず

脳性まひの原因に関する学会の公式見解も公表されました。コ・ヒョンソン氏(カトリック大学医学部教授)は、脳性まひを分娩中の一過性低酸素だけで説明するのは難しいと述べました。

かつては、分娩過程で酸素供給が一時的に低下したことが、脳性まひの主要因として受け止められる場合がありました。しかし近年の遺伝学・疫学研究では、産前感染、胎盤機能異常、遺伝的素因など、陣痛開始前から存在していた要因が複合的に作用するケースが少なくないと報告されています。

学会は、臍帯血の酸塩基度など一部の検査値だけを見て原因を判断してはならないと強調しました。妊娠中の経過、分娩時の状況、出生後の新生児の状態まで、全過程をあわせて確認する必要があるということです。こうしたアプローチは、妊婦の不要な不安や負担を減らし、実際の原因をより慎重に評価するうえで必要だと説明しました。

子宮手術後の妊娠、計画段階から相談が必要

子宮手術歴のある妊娠も主要議題として取り上げられました。ソル・ヒョンジュ氏(高麗大学医学部教授)は、高齢妊娠の増加に伴い、子宮筋腫核出術や子宮腺筋症減量術後の妊娠に関する相談の重要性が高まっていると話しました。

子宮の手術を受けた妊婦は、妊娠中の子宮破裂や癒着胎盤などの合併症の可能性に備える必要があります。学会は、妊娠を計画する段階から専門医と十分に相談し、妊娠後は体系的な産前管理を受けることが必要だと示しました。

不妊治療もあわせて検討する場合は、単一胚移植によって妊娠・出産過程のリスクを下げる方法についても相談できます。

妊娠中のタイレノール不安、ただ我慢すればよいわけではありません

最後のテーマは、妊娠中の解熱鎮痛薬の服用です。最近、妊婦の間ではアセトアミノフェンの服用をめぐる漠然とした懸念が続いています。アセトアミノフェンは、タイレノールの成分として知られる解熱鎮痛薬です。

学会は、大規模研究の結果を根拠に、妊娠中のアセトアミノフェン服用と自閉症の間に有意な因果関係は確認されていないと説明しました。

ただし、これは妊娠中に薬を自己判断で長期間服用してよいという意味ではありません。学会は、発熱や痛みをただ我慢して治療を先延ばしにすることも母体と胎児に負担となり得るとして、専門家に相談したうえで適正用量の範囲内で安全に服用するのが望ましいとしています。

パク・ジュンシン大韓母体胎児医学会会長(ソウル大学病院産婦人科教授)は「今回の学術大会は、診察室の内外で妊婦と医療陣が抱える悩みを共有し、最も科学的で安全な道を探るために設けました」としたうえで、「今後も本学会は、温かな視線と確かな専門性を基盤に、健康な妊娠と出産を支える心強い伴走者になります」と語りました。

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