
爪の状態は、体調の変化を映すことがあります。爪が割れたり黒い縦線が入ったりする現象は、単なる美容上の問題とは限りません。爪で確認できる健康異常のサインを見ていきます。
折れたり割れたりするならビタミンB群の補給が必要
爪がよく割れたり折れたりする場合、栄養素が不足している可能性があります。特にビタミンB群、ビタミンC・D・Eが不足すると、爪にトラブルが出やすくなります。
普段の食事内容を見直し、牛、鶏、豚、魚などビタミンB群が豊富な食品を摂取するとよいでしょう。ビタミンDは牛乳やキノコに多く含まれます。果物や野菜、ナッツ類を間食として取り入れると、手軽にビタミンCとEを補えます。
甲状腺機能低下症も疑えます。甲状腺ホルモンが十分に分泌されないと、爪が弱くなり、傷みやすくなります。
青みがかった爪、血行不良を疑って
爪が青みがかってきた場合、血液循環がスムーズでない状態かもしれません。指先まで酸素が十分に届かないと、爪が青みを帯びることがあります。運動不足など軽い原因の場合もありますが、心臓や肺に問題が生じている可能性もあるため注意が必要です。
血行に問題が起きると、爪のトラブルだけでなく、手足のしびれや頭痛が出やすくなることもあります。日頃から十分な水分補給を心がけ、ランニングや自転車などの有酸素運動を規則的に行うとよいでしょう。
厚くなって黄色く変わった爪、真菌感染が原因?
爪が黄色っぽくなってきた場合、爪白癬(そうはくせん)に感染している可能性があります。これは爪や足の爪に水虫を起こす真菌です。色の変化だけでなく、手足の爪が厚くなったり、浮き上がったりする症状が出ることもあります。ただし、肝機能が低下しても手足の爪が黄色くなることがあります。
爪にできた黒い線は皮膚がんのサイン?
ぶつけたり、特に強い衝撃を受けたりした覚えがないのに、爪に黒い縦線や斑点ができた場合、皮膚がんの悪性黒色腫(メラノーマ)の可能性があります。この場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。
悪性黒色腫は、皮膚の色素を作るメラノサイト(色素細胞)に発生するがんです。転移や再発が起こりやすく、皮膚がんの中で最も致命的なものとして知られています。
