
有酸素運動や筋力トレーニングをしっかり行った後、何を食べるかは運動そのものと同じくらい重要です。 食事もまた運動の延長線上にあるためです。 そのため、運動で疲れた体にエネルギーを補給し、筋肉の回復を助ける食品は、運動効果を高める「もう一つのトレーニング」といえます。 運動効果を高め、筋力、 体力、 持久力の向上にもつながる食品を紹介します。
◆ ビーツジュース 〈 体力向上
濃い赤色の野菜であるビーツは、カフェインよりもエネルギー増進に効果的だという研究結果があります。 英国の研究チームが男性アスリートを対象に行った実験で、一方のグループにはビーツジュースを摂取させ、もう一方のグループにはプラセボを摂取させました。 その結果、 ビーツジュースを摂取したグループは、もう一方のグループに比べて 16% 長い距離を自転車で走行したことが示されました。 研究チームは「この程度の効果は、トレーニングを含め、他の既知の方法では達成しにくい」と説明しています。
◆ 鶏むね肉 〈 筋肉の材料補給
筋肉を増やすために食べる代表的なたんぱく質食品が鶏むね肉です。 鶏むね肉は脂肪がほとんどなく、たんぱく質が豊富で、筋肉づくりに適しています。 筋肉のためにプロテインサプリを摂る人もいますが、 食事として鶏むね肉を食べれば、サプリメントと異なり、安全に高品質なたんぱく質を摂取できます。 鶏むね肉 100gには、たんぱく質が約 23g含まれています。 非常に高いたんぱく質含有量です。 一方、脂肪は約 0.5gと少なく、減量を目的とした食品としても優れています。
◆ はちみつ 〈 持久力強化
米国メンフィス大学の研究チームは、運動前にはちみつを摂取すると、アスリートが長時間にわたり持続的にエネルギー供給を受けることで、血糖値とインスリン値が安定することを見いだしました。 また、はちみつは運動時のスピードと持久力を高めることも示されました。
◆ サーモン 〈 筋タンパク合成を促進
動物実験の結果、 サーモンに含まれるオメガ3などの脂肪酸が、筋タンパク合成を促す強力な因子であることが示されました。 新しいたんぱく質組織、特に骨格筋をつくるにはアミノ酸が必要ですが、魚油にはこうした成分が多く含まれているためです。
◆ チェリー 〈 痛みの軽減
米国バーモント大学の研究チームによると、 チェリージュースを飲みながら運動した場合、痛みが軽減する効果があることが示されました。 また、体力の低下も大きく減ることが調査で確認されました。