麦ごはん、オート麦はおいしくない?「えっ、血糖・血管が…」体内の重金属排出に良いものは?

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血糖の急上昇を抑え、悪玉コレステロールを下げるのに寄与

麦ごはんとナムルなどのおかず
大麦は食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を緩やかにし、コレステロールを下げるのに役立つ。写真=ゲッティイメージバンク

雑穀ごはんは体に良い一方で、好みが分かれます。消化の面が気になって敬遠する人もいます。血糖や血管の健康に良いとされる麦ごはんやオート麦も同様です。白米に慣れていると「おいしくない」と感じてためらうこともあるでしょう。とはいえ中年以降は、「味」より「健康」を優先したいところです。麦ごはんやオート麦に健康上のメリットが多いなら、上手に取り入れる価値があります。苦手な野菜でも“薬のように”食べる人がいるのと同じです。

糖尿病の予防・管理、脂質異常症に良い理由は?

大麦とオート麦の注目成分はβ-グルカンです。水溶性(水に溶ける)食物繊維の一種で、食後血糖値の急上昇を抑え、肝臓や血液中の悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きが知られています。糖尿病の予防・管理に役立つだけでなく、脂質異常症(高脂血症)や肥満にも良い影響が期待されます。オート麦には「良質な脂質」(不飽和脂肪酸)が多く、血液・血管の健康維持に寄与します。

麦茶のこうした健康効果…

以前は麦茶を飲む人が多く、皮麦などを炒ってから煮出して作っていました。水道水をそのまま飲むことが一般的だった時代には、麦茶には水をきれいにする働きがあるともいわれてきました。大麦を入れて煮ることで、重金属などの有害物質を吸着し、水の浄化に役立ったという考え方です。また麦ごはんとして摂取しても、体内で脂肪酸やコレステロール、重金属、ニトロソアミンなどの発がん性物質を吸着し、排泄を促す可能性が示されています。麦茶は現在でも、乳幼児に与えられることがあるほど、日常的に取り入れやすい飲み物です。

大腸の健康に良い理由は?

国立がん研究センターの情報によると、食生活は大腸がんの発症に大きく関わります。肉類など動物性脂肪や飽和脂肪酸の多い食品を長期間多く摂ったり、加工肉(ハム・ソーセージなど)を好んだりすると、大腸がんのリスクが高まるとされています。特に、食物繊維が不足すると、食品中の発がん関連物質が腸内にとどまる時間が長くなることなども影響します。大麦とオート麦は食物繊維が豊富で、赤身肉(牛肉・豚肉)中心の食事になりがちな場合の“調整役”としても、大腸の健康維持に役立ちます。

オートミールでおなじみのオート麦とは?

オート麦は欧州や米国で、朝食の健康食として注目されています。代表的なのがオートミールです。植物性たんぱく質源としての価値も高いと評価されています。日本でも、朝にオートミール(粉末やフレーク)を主食代わりにする人がいます。ごはんに混ぜたり、おかゆにしたり、焼いて香ばしく仕上げたりと、食べ方はさまざまです。米に混ぜる場合は2~3割程度を目安にすることもあり、味や食感、栄養バランスを見ながら調整できます。オート麦を加えることで、食事中のβ-グルカン摂取量を増やし、体の酸化を抑える抗酸化作用も期待されます。

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