
俳優のク・ヘソン(41)が、体重が8kg増えたと打ち明けた。
ク・ヘソンは16日、自身のソーシャルメディア(SNS)に「ヒマラヤから戻った後、8kg増量した状態で番組出演を進めることになり、ふっくらしてしまって申し訳ない気持ちです。MBN『キム・ジュハのデイアンドナイト』」と投稿した。
同番組でク・ヘソンは「24年間、放送活動をしてきて初めて『豚』という悪質コメントを受けた。『豚め』という悪質コメントを見た瞬間、ご飯、つまり食事を断った」と語り、ダイエットを始めた理由を明かした。ク・ヘソンはこれに先立ち、3月に60kgから46kgまで減量したと伝えていた。
しかし、その後リバウンドしたという。ク・ヘソンは最近、ヒマラヤ登山に挑戦して成功したとして、「標高4300m地点が目標だったが、目標を達成した。1日16時間ずつ歩く強行軍だった」と話した。
ところが、登山後は体重が落ちているはずだという見立てに反し、体重は8kgも増えていた。ク・ヘソンは「食べないと行けない。ヒマラヤでこんなに苦労したから、自分にご褒美をあげると思った。それで、そこにあるご飯を全部食べた。馬にあげるクッキーと角砂糖まで奪って食べた」と述べ、リバウンドの理由を説明した。
身長163cmで54kgなら、体格指数(BMI)は約20.3で、標準体重(BMI 18.5~24.9)の範囲内でも細身の部類だが、過酷な登山後に起きたリバウンドに戸惑ったようだ。ク・ヘソンの経験は、体重が運動量だけで決まるのではなく、摂取量と消費量の差で左右されることを示している。

ダイエット後にリバウンドが起きる理由
ク・ヘソンのケースのように、減量後に再び体重が増える「リバウンド現象」はよく見られる。理由は、単に意志が弱いからではない。体重を急激に落とすと、体は不足したエネルギーを補おうとする方向へ変化する。
ダイエットの過程で摂取カロリーが減ると、体はエネルギーを節約するために基礎代謝量を下げ、食欲を刺激するシグナルを強めるといった形で対応する。特に短期間で大幅に減量すると筋肉量も一緒に減ることがあり、以前と同じ量を食べても消費エネルギーが減って、体重が再び増えやすくなる。
簡単に言えば、体は「痩せた」ことを常に良い変化としてだけ受け止めるわけではない。長く維持してきた体重より低くなると、生存のためにエネルギーを蓄えようとする方向へ適応するのだ。
ク・ヘソンのヒマラヤ経験が示した「体重の原理」
ク・ヘソンはヒマラヤ登山の過程で1日16時間ずつ歩く高強度の活動をしたが、予想に反して体重が8kg増えたと明かした。これはダイエットの基本原理を示す例だ。体重は「運動をしたかどうか」よりも、1日に摂取したエネルギーと消費したエネルギーのバランスに左右される。
体は自動車に似ている。動くときに燃料(カロリー)を使うが、走行量より燃料を多く入れれば、余った燃料が貯蔵される。人体では余ったエネルギーが主に脂肪として蓄積される。つまり、運動量が多くても、消費カロリーより摂取カロリーが多ければ体重は増える可能性がある。
ク・ヘソンも極限の登山過程で、体が必要とするエネルギーを補うために食事量が増え、結果として消費量より摂取量が多くなって体重増加につながったとみられる。

「運動したら、もっとお腹が空きます」…かえって食べてしまう理由
運動後に食欲が爆発し、「運動で痩せようとしたのに、かえって食べる量が増えた」という人も多い。実際、運動後に一部の人は空腹感が増し、運動で消費したカロリー分だけ無意識に多く食べてしまう「補償摂取」をする。研究でも、運動しても想定ほど体重が減らない理由の一つとして、食欲増加と摂取量の補償が挙げられている。ただし、運動後の食べ方を調整すれば、運動はリバウンド防止に大きく役立つ。運動後に太りにくい食事法4つを紹介する。
①運動したからといって「ご褒美食」を食べない=「今日は運動したから大丈夫」という考えで高カロリー食品を追加すると、運動効果が消えてしまうことがある。例えば40~50分のウォーキングで消費するカロリーは思ったほど多くないのに、甘い飲料やおやつ1つで簡単に埋め戻されてしまう。
②運動後はたんぱく質を先に取る=運動後は筋肉の回復のため、たんぱく質摂取が重要だ。ゆで卵、豆腐、鶏むね肉、魚、ギリシャヨーグルトなどのたんぱく質食品を活用すると、満腹感を保ち、筋肉量の減少を防ぐのに役立つ。
③炭水化物をむやみに断たない=ダイエット後のリバウンドを防ぐには、極端な制限よりも継続可能な食習慣が重要だ。特に登山や長時間運動のようにエネルギー消費が大きい活動の後は、炭水化物が必要になる。ただし、白パン・菓子・砂糖入り飲料より、玄米、サツマイモ、果物のようにゆっくり吸収される炭水化物を選ぶのがよい。
④運動後の空腹を「本当の空腹」と区別する=運動直後に感じる空腹が、必ずしもエネルギー不足によるものとは限らない。習慣的なご褒美心理や「運動したから食べてもいい」という考えで摂取量が増えることがある。運動後はまず水を飲み、たんぱく質と食物繊維を含む食事をしたうえで、追加の間食をするかどうか決めるのがよい。