皮膚科医が推奨、保湿剤の後に「ラップ」で肌改善? 自宅でできる密閉保湿法

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保湿剤を塗ってラップで覆う…効果の高い「パック」役に

皮膚科医のキム・ヨンジン院長は、保湿剤を塗った上からラップで覆うと、効果の高いパックになると説明した。写真=ゲティイメージバンク

皮膚科医のキム・ヨンジン院長が、自宅で手軽にできるスキンケア方法を紹介しました。

キム院長は最近、YouTubeチャンネル『イ・ソンミの私はコンデだ』に出演し、「お金をかけずに肌を良くする方法」をテーマに語りました。

番組内でイ・ソンミが「酢で洗顔する、塩パック、レモンでこする、といった民間療法をよくやるじゃないですか。これが原因で実際に悪化して受診する患者さんはいるんですか」と質問すると、キム院長は「まだいるので驚きます。酢やレモン水でやけどをして来ます。そういうことはしないでください」と強調しました。

その上でキム院長は、お金をかけずに肌を良くする方法として「保湿剤をたっぷり塗ってラップで覆ってください。それがとても良いパックです。保湿にすごく良いです」と述べました。

さらに「緑茶を抽出したお湯で洗顔するのも良いです。緑茶のティーバッグを飲み終えたら捨てずに、しっかり絞って洗顔して、軽く水ですすげばいい」とした上で、「米のとぎ汁も肌を少し整える効果があります。保湿にもなり、角質を少し取り除く効果です。角質が整います」と説明しました。

肌を良くする方法について紹介するキム・ヨンジン院長。写真=YouTube『イ・ソンミの私はコンデだ』

酢・レモン水の洗顔、「天然」でも酸によるやけどの危険

酢やレモン水は肌を明るくする民間療法として知られていますが、顔に直接塗ると、かえって刺激性接触皮膚炎や化学熱傷を起こすことがあります。いずれも酸性が強いためです。

酢の主成分は酢酸、レモンの主要な酸成分はクエン酸です。これらの酸成分が皮膚表面の角質層や皮膚バリアを傷つけると、ヒリヒリ感、赤み、灼熱感、水疱、皮むけが生じることがあります。特にレモン汁は、塗った後に日光を浴びると光毒性反応が起きる可能性があり、より注意が必要です。これを「植物光線皮膚炎」といいます。柑橘類に含まれるフロクマリン成分が紫外線と反応し、やけどのような赤い炎症や色素沈着を残すことがあります。

皮膚科で用いる酸成分の化粧品やピーリングは濃度やpH、適用時間が調整されていますが、酢やレモン水は家庭で濃度を一定に合わせにくく、肌状態によって刺激が大きく変わります。したがって、角質ケアや美白を期待して酢・レモン水で洗顔するのは避け、ヒリヒリ感や灼熱感が出た場合は直ちに水で十分に洗い流して保湿し、症状が続くなら皮膚科を受診する必要があります。

保湿剤の上にラップ、「水分を閉じ込める」密閉保湿法

保湿剤をたっぷり塗った後にラップで覆う方法は、皮膚科でいう密閉療法の原理と同じです。保湿剤は皮膚表面からの水分喪失を減らし、皮膚バリアを守る役割があります。その上をラップで覆うと、水分がより長くとどまり、保湿成分の吸収も高まる可能性があります。

ただし、必ず鼻と口を塞がないよう呼吸のための穴を十分に開け、目の周りも避ける必要があります。一般的なホームケアとしては10〜20分程度にとどめ、短時間だけ試すのが安全です。ラップを貼ったまま眠ったり、長時間放置したりするのは避けてください。ニキビができやすい肌、酒さ・アトピー・接触皮膚炎のように肌が敏感な人、顔に傷や炎症がある人は、密閉によって熱や汗がこもり、刺激や毛嚢炎、吹き出物が悪化することがあります。機能性成分が強いレチノール、AHA・BHA、美白・ピーリング成分を塗った後にラップで覆うのも、吸収が過剰になって刺激が強まる可能性があるため注意が必要です。

緑茶・米のとぎ汁の洗顔、補助的な鎮静効果が出る可能性も

緑茶にはカテキン、特にEGCGなどのポリフェノール成分が含まれます。関連研究では、緑茶ポリフェノールに抗酸化・抗炎症作用があることが示されています。こうした理由から、緑茶抽出物は化粧品原料としても使われます。ただし、家庭で抽出した緑茶は、皮膚用製品のように濃度やpH、保存状態が調整されているわけではなく、一定の効果を期待するのは難しいです。

米のとぎ汁は、米デンプン成分が皮膚バリアや水分喪失に一部役立つ可能性が、研究で示されたことがあります。実際に、米デンプンを加えた入浴水が、損傷した皮膚のバリア回復能力を改善したという研究報告があります。ただし、条件を定めて実施した研究である点を踏まえると、家庭で保存した米のとぎ汁での洗顔が同じ効果をもたらすとは言い切れません。

緑茶や米のとぎ汁を使う場合は、当日作ったものを冷たくならない程度に冷まして、短時間すすぐ程度がよいです。長く保存した水は細菌繁殖の懸念があるため使用しないでください。顔がヒリヒリしたり赤くなったりしたら、直ちに中止してください。

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