
ソ・ジョンジン セルトリオングループ会長が8月の1カ月間、欧州・北米・日本の現地法人を回り、下期の販売計画と直販網を自ら点検します。ことし上期に過去最大の実績を上げたセルトリオンは、ソ会長の現場経営を通じて主要市場の販売戦略と欧州の薬局向け直販網の拡大状況を確認し、下期も成長基調を維持する方針です。
5日、セルトリオンによると、ソ会長は来る10日にフランス・パリへ出国し、欧州の全国家を順次訪問した後、米国とカナダ、日本など主要な海外法人を訪ね、下期の営業および売上計画全般を自ら点検する予定です。
今回の出張は、下期の売上目標の実行力を高めるためのグローバル営業点検です。ソ会長は、地域別の市場環境や製品別の販売状況、入札および供給日程、発売国拡大計画などを確認し、現場で提起される課題について迅速な意思決定を後押しする方針です。
セルトリオンは2019年に海外直接販売網の構築計画を発表して以降、グローバル全域で現地法人を軸とした医薬品の直販体制を強化してきました。医療従事者や病院、薬局に加え、保険会社や公共調達機関とも直接コミュニケーションを取り、国別の医療環境に合わせた営業基盤を築いてきました。
今回の現場経営は、グローバル直販網で蓄積される市場情報を最高経営陣の意思決定に直結させる点に意義があります。セルトリオンは、現地の市場変化や競争状況を販売戦略に迅速に反映し、地域別事業計画の実行スピードを高めることで、グローバル直販の競争力を一段と強化する計画です。
今回の現場経営を機に、上期の好業績の流れが下期にも続くかが注目されます。セルトリオンはことし上期、売上高2兆5387億ウォン、営業利益7737億ウォンを記録し、過去最大の半期実績を達成しました。前年同期と比べると、売上高と営業利益はそれぞれ40.8%、97.4%増加しています。
特に2四半期は、レムシマSCをはじめとする高収益の新規製品群の売上が前年同期比76%増となり、バイオ製品売上全体の約65%を占めました。ソ会長は8月の出張期間中、地域別の後続製品群の販売戦略や市場シェア拡大策、発売国拡大計画を点検し、製品ポートフォリオ全体の成長基調を維持する方針です。
下期は、欧州主要国の大規模入札に伴う供給物量が本格的に反映され、医療機関の年末の医薬品在庫積み増し需要も加わると、会社側は見込んでいます。セルトリオンは、各地域の季節的需要と競争環境を踏まえて国別の販売戦略を精緻化し、供給と営業の実行状況を併せて管理することで、上期の成長の流れを下期へつなげる計画です。
セルトリオンの関係者は「ソ会長が休暇を返上し、欧州、米国、カナダなど海外の現場を自ら回り、8月の1カ月間、下期の売上強化に向けた業務点検を陣頭指揮する点で意義が大きい」とした上で、「猛暑の中でも販売拡大に取り組む現地の役職員を激励し、薬局向け直販網の拡大など国別課題を迅速に推進して、下期も堅調な実績の成長基調を維持できるよう全社の力量を集中する」と語りました。
