面会2時間ずっと「私、分かりますか?」…親にとっては結局「取り調べ」

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【親の介護・実践ガイド⑤・最終回】療養病院では薬や検査の理由まで確認を

親を施設に預けたからといって、家族のケアの役割が終わるわけではありません。面会以外にもさまざまな手段で、継続的に親の状態を確認する必要があります。写真=ゲッティイメージズバンク

「今でも一部の家族は、親を介護施設に預けることを『現代版・姥捨て』だと考えています。残念なことです。実際には、施設に入所したからといって家族のケアが終わるわけではありません。むしろ、家族だけでは抱えきれない負担を、専門職と分担することだと捉えるべきです」

コメディドットコムが取材で話を聞いたハン・ジョンヨン氏(仮名、59)は、「親を介護施設に入れるのは現代版・姥捨てだ」という表現には同意しないと語りました。

ハン氏は、京畿道・龍仁市の高齢者介護施設で4年以上働く介護職です。本人によると、所属施設の運営にも一部関わっています。

同氏は、ケアをめぐる最近の傾向が急速に変わっていると感じているといいます。

「介護施設に、親の特性やこれまでの人生、趣味などを詳しく書いた自己紹介文を渡す若い家族が本当に増えました。毎週2回、家族が交代で面会に来るなど、入所前よりむしろ頻繁に会うケースも多いです」

一方で、入所契約書を書く日以外は顔を見せるのがほとんど難しい家族もいます。ハン氏は「詳しい事情が分からないので、決して軽々しく判断しないよう努めています」とした上で、「そうした状況で、入所者は本当に大きな心理的苦痛を受けます」と話しました。

介護施設・療養病院共通、「面会は定期的に」

政府の公式指針、介護施設を扱う学術研究、現場の介護職や介護者の意見などを踏まえると、多くの専門家の見解はおおむね一致しています。

すべての介護施設の入所者に一律に当てはまる「理想的な面会回数」はない、ということです。面会は、親の認知機能・体力・施設への適応度・家族との従来の関係・入所後の体調などによって、さまざまに決まり得るためです。

回数よりも、親が訪問を予測できるよう定期的に訪ねることのほうが重要です。予測可能な面会は、ケア施設入所者の情緒的健康に大きく役立ちます。

ハン氏は「入所初期(最初の4週間)であれば、比較的頻繁に訪れることを勧めます」と述べました。親の施設適応度を一緒に確認する必要があるためです。これは介護施設と療養病院に共通する事項で、可能であれば週2回程度の訪問が望ましいといいます。ただし、1回につき1時間を超える長時間の面会は、別れ際の不安をかえって強めることがあります。

入所初期の面会では、△親の睡眠と食事量が安定しているか △施設を退所したいという要求が減っているか △特定の職員や入所者と交流を始めているか △家族がいないときにどのプログラムに参加しているか――に焦点を当て、さまざまな質問を準備するとよいでしょう。

適応期を過ぎた後は、週1回または2週に1回程度の定期面会が現実的です。面会に行けないときは、電話やビデオ通話を挟む方法も有効です。

介護施設では、ケアの状況・人間関係を点検

親が介護施設に入所した場合、面会時に注意すべき点があります。「元気にしていますか?」や「職員はよくしてくれますか?」だけを繰り返す面会は、情緒面で大きな助けにはなりません。

おかずの中で一番気に入っているもの、逆に一番口に合わないものは何か、病室で一番仲の良い人はどんな仕事をしていたのか、一番気に入っている職員と一緒にやったプログラムは何か、トイレに行くときに十分な介助を受けられているか――などを総合的に尋ねる必要があります。

施設が請求した領収書や、親の状態に関する説明などを丁寧に点検するのは、クレーム行為ではありません。ケアに関わる家族の当然の権利です。粘り強く確認する習慣が重要です。写真=AI生成画像

ハン氏は「直近の祝日に、認知症の高齢者に会いに来たある家族は、2時間ずっと自分たちを覚えているかどうかだけを確認していました。面会後、その高齢者が『取り調べを受けている気分だ』と打ち明けたのが印象的でした」と振り返りました。

体重の急激な変化や、転倒・褥瘡・感染の有無は、入所者の健康状態を示す代表的な指標です。施設側の説明と、面会時に確認した状態が一致しているかを見落とすと困ります。

特に介護施設では、他の入所者との関係が心の健康に決定的な影響を与えます。どのような関係を保っているのか、対立の原因は誰にあるのか、調整できるのか――などを職員に丁寧に問い合わせる必要があります。

先にハン氏が紹介した例のように、親の紹介シートを作るのも良い方法です。介護施設側は診断名と要介護度だけで入所者を判断するには限界があるためです。

親が生涯携わってきた仕事、怒りの引き金、嫌いな状況や恐れている状況、宗教や生活習慣、食の好み、好む呼び方、好みの入浴方法、認知症などの症状が特に強くなる状況――などを1枚の紙にまとめて施設に渡せば、職員が参考資料として活用できます。

療養病院は、医療行為が適切に行われているか確認を

実際の治療が行われる医療機関である療養病院は、もう少し複雑です。ケアの状況や人間関係に加え、医療行為が適切に進んでいるか、過剰請求がないかも確認する必要があります。

主治医や担当看護師に、現在の入院目的を尋ねるのが最も基本です。親が入院を継続すべき理由が、治療・リハビリ・回復・症状コントロールのどれに当たるのかを、継続して点検する習慣を実践するとよいでしょう。最近は状態が改善したのか、悪化したのであればどの程度の状態になれば退院できるのかを把握してこそ、今後の計画を立てられます。

特に療養病院では医師が直接薬を処方できるため、入院前と比べて追加・中止された薬があれば理由を尋ねる必要があります。主な点検項目は、△複数の診療科で重複処方された薬がないか △睡眠薬・鎮静薬などをどの程度使用しているか △想定される副作用はないか――などです。

費用に決定的な影響を与える自由診療(保険適用外)治療も、家族が継続して確認すべきポイントです。医療者も、△血液検査・画像検査を行った理由は何か △検査結果により治療が実際にどう変わったのか △自由診療の注射・栄養剤・リハビリ治療の目的と効果は何か――について、明確に答えられる必要があります。家族がこの点を確認しないと、同じ治療が慣行的に繰り返され、無意味な支出が増える恐れが大きいです。

親を施設に預けた後、家族の役割は変わります。直接、体を洗い、食べさせ、治療する人から、親の状態を見守り、必要なケアと治療が適切に提供されているかを尋ねる人になるのです。

「施設を信頼すること」と「すべての判断を施設に委ねること」は別問題です。定期的に会って体や表情の変化を捉えなければ、いつの間にか、親を施設に預けたまま傍観する「現代版・姥捨て」に加担する形になりかねません。

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