空腹にいいはずのリンゴ・ブルーベリー…それでも給湯室に向かってしまう理由

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バナナやスムージーで朝食を済ませたのに午前中は毎日ふらつく…「軽く食べたはずなのに、なぜ余計に空腹?」

会社員が職場の給湯室でコーヒーを抽出している。朝食を果物やスムージーで軽く済ませた後、午前中の空腹感や間食を訴えるケースも少なくない。写真=ゲッティイメージズバンク
会社員が職場の給湯室でコーヒーを抽出している。朝食を果物やスムージーで軽く済ませた後、午前中の空腹感や間食を訴えるケースも少なくない。写真=ゲッティイメージズバンク

地下鉄のホームのベンチに座り、リンゴのスムージーを飲んだ。会社に着く前に朝食を済ませた。。胃は軽い。だが、昼休みはまだ先だ。

11時になる前から、つい時計を見てしまう。会議中も集中しにくい。給湯室へ向かう。菓子を1つつまみ、甘いコーヒーも入れて飲みながら考える。「昼休みが早く来てほしい」

健康的に食べたつもりでも、午前中は思った以上に長い。

最近は、果物やスムージーで朝食を済ませる人も珍しくない。通勤途中にタンブラーを持参したり、リンゴを数切れ食べて1日を始めたりする。

ただ、同じ果物でも食べ方で結果は変わる。何を食べたか以上に、どう食べたかが効いてくることもある。

ミキサーにかけて飲むと、なぜ余計に空腹になるのか

リンゴを数切れゆっくり食べるのと、スムージーにして飲むのとでは違いが出る。

リンゴを噛んで食べると、食物繊維の構造が比較的保たれたまま体内に入る。胃はそれをゆっくり分解して小腸へ送る。だが、ミキサーにかけて飲むと食物繊維の構造が細かく崩れ、相対的に早く通過する。

リンゴ1個はゆっくり食べることになりやすいが、スムージーにすると2〜3個でもあっという間に飲めてしまう。

バナナも同じだ。ミキサーにかければ、1回に何本入れても負担なく飲み込める。

タンブラー1本を空にするのに、数分もかからない。だが、12時まではまだ遠い。

「確かに食べたのに、どうしてまたお腹が空くんだろう?」

朝のスムージーを飲んだ後に、こう感じる理由である。

夜通し空腹で過ごした後、最初の食べ物を急いで飲むと、胃が敏感に反応する人もいる。

朝に食べやすい果物

果物も適量を食べることが大切だ。朝はリンゴ半分、ブルーベリーひとつかみ程度など、負担のない量から始めるのがよい。アボカドは4分の1個ほどで十分だ。

リンゴは皮ごと噛んで食べれば食物繊維も一緒に摂取でき、満腹感の維持に役立つ。

ブルーベリーは冷凍保存がしやすく、甘みが強すぎない。ヨーグルトと合わせたり、そのまま食べたりしても無理がない。

トマトは水分が多く、カロリーが低い。ただ、酸味が負担なら常温に置くか、軽く加熱して食べてもよい。

アボカドは糖が少なく、比較的腹持ちがよい。ただし脂質が多い分、食べ過ぎる必要はない。

バナナも悪くないが、食べ方が重要

バナナは持ち運びやすく、手早く食べられるため、朝食代わりとしてよく選ばれる。

ただ、1本だけ食べて食事を終えると、昼食前に空腹を感じることがある。ナッツやヨーグルトと一緒に食べると、もう少し腹持ちがよい。

オレンジ・ミカンなどのかんきつ類は、胃が敏感な人には負担になることがある。胃炎がある、または空腹時の酸味に敏感なら、食後に食べるほうがよい。

フルーツジュースは注意が必要だ。搾汁の過程で食物繊維が減っている製品が多い。すぐ飲める一方で、満腹感は長続きしない可能性がある。

朝の果物は「代わり」より「スタート」に近い

リンゴ数切れ、ブルーベリーひとつかみで1日を始める日もある。ただ、「これで朝食は終わり」と考えると、また間食を探すことになりかねない。

果物の種類と同じくらい、食べ方も重要だ。昼休みは思ったより遅くやって来るのだから。

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