
ソウル峨山病院は、米国の時事週刊誌ニューズウィークがまとめた「2027 世界最高の専門病院」の評価で、6つの診療分野が世界トップ10に入った。韓国の病院では最多となる。
内分泌は世界2位だった。消化器と泌尿器はそれぞれ5位、がんは6位、神経科と腎臓はそれぞれ9位に入った。
ニューズウィークはグローバル調査機関スタティスタとともに13の診療分野を評価し、17日に結果を公表した。今年は腎臓分野を初めて評価対象に加えた。
内分泌は7年連続で世界5位以内、腎臓は初評価で9位
ソウル峨山病院は、内分泌と消化器、神経、腎臓、心臓、心臓手術の6分野で、韓国の病院として最も高い順位を記録した。
内分泌は、ニューズウィークが専門分野の評価を始めて以降、7年連続で世界5位以内に入った。今年の2位は、同院がこの評価で記録した過去最高順位となる。
消化器、がん、神経も7年連続で世界トップ10を維持した。今年初めて評価対象となった腎臓では世界9位を獲得した。
トップ10圏外では、整形外科が11位、心臓が13位、呼吸器が14位、心臓手術が23位だった。

総合スコアの83.5%は専門家の推薦、治療成績の順位とは別
ただし、今回の結果を、手術成功率や生存率など治療成績のみを比較した順位と捉えることはできない。
総合スコアの83.5%は、世界各国の医療専門家による推薦結果が占める。医療機関の国際認証が10%、患者報告アウトカム(PROM)の実施水準が6.5%となっている。PROMは、患者が痛みや機能、生活の質など自身の健康状態を直接評価する方法だ。病院がこうした情報をどれだけ体系的に収集し、診療の改善に活用しているかも評価対象となる。
今回の順位は、専門家の評判に最も大きな比重を置きつつ、国際認証と患者中心の評価体制をあわせて反映した。特定疾患の死亡率や手術成功率だけを比較する指標とは性格が異なる。
がん手術は年1万8000件、重症治療の経験も
ソウル峨山病院は、複数分野で重症疾患の診療経験を積み重ねてきた。
がん病院では、年間約1万8000件のがん手術を実施している。複数診療科の専門医が治療方針をともに決める多職種(多診療科)カンファレンスによる診療も運営している。
消化器では、1989年以降、内視鏡検査と処置を225万件超実施した。膵・胆道疾患を診断・治療する内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)も累計15万件を超えた。
腎臓では、血液透析や腹膜透析をはじめとする末期腎不全の治療を行っている。臓器移植センターの腎移植チームは、これまでに約8000件の腎移植を実施した。
パク・スンイル院長は「患者安全と医療の質を高めてきた努力が、今回の評価結果につながったと考えています」と述べ、「患者報告アウトカムや患者経験指標などを基に、価値に基づく医療の体制を拡大していきます」と語った。
