医師数はOECD最下位圏、それでも韓国の平均寿命は83.7年

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病床は過剰、外来受診は最多…一方で臨床医は不足

韓国人に不足しがちな栄養素2つはカルシウムとビタミンDです。写真=ゲッティイメージズバンク

病院の待合室はいつも混み合っています。予約をしていても30分待つのは珍しくありません。ところが、実際に患者を診る医師の数は、他国と比べると非常に少ないのが実情です。保健福祉部が7日に公表した「OECD保健統計2026」の分析結果です。

韓国人の平均寿命は83.7年と、過去最高を記録しました。経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均(81.2年)より2年以上長い水準です。

ただ、この成績表の裏側にある医療システムは、大きく一方に偏っています。韓国の臨床医は人口1000人当たり2.6人でOECDで2番目に少ない一方、病床数はOECD平均の約3倍です。1人当たり年間の外来受診は17.9回で、OECD諸国の中で最も多いのです。

医師は不足しているのに、なぜ平均寿命は最も長いのか

逆説はここから始まります。韓医師を含めても、韓国の臨床医数はOECD平均(4.0人)の3分の2にとどまります。臨床看護師数もOECD平均(8.8人)に達していません。

医師は少ないのに、病床と医療利用量は逆方向に動いています。体に異変があれば、負担感なく、頻繁に医療機関を受診するということです。病床数は人口1000人当たり12.5床で、OECD平均(4.2床)の3倍に達します。MRI(100万人当たり39.3台)やCT(100万人当たり46.7台)といった診断機器の普及率も平均を大きく上回ります。少ない医師数を、過剰な病床と頻繁な受診で補ってきた構造です。

酒・たばこは減ったのに、肥満が際立って少ないのはなぜか

生活習慣の指標にも興味深い点があります。15歳以上の喫煙率は13.2%で、OECD平均(12.7%)とほぼ同水準でした。1人当たり年間の酒類消費量(7.6ℓ)は平均(8.3ℓ)を下回りました。ここまでは特段目立つ内容ではありません。

ところが、過体重・肥満の割合は37.3%で、OECD平均(58.7%)の3分の2にも届きません。OECD諸国の中で2番目に低い数値です。

肥満は心血管疾患や糖尿病など慢性疾患の主要なリスク要因です。韓国がこの割合で最下位圏にあることは、予防や適切な治療で防げる死亡を示す回避可能死亡率が人口10万人当たり139.0人と、OECD平均(208.8人)を大きく下回る事実ともつながっています。

医療費はなぜこれほど速く増えるのか

医療インフラは豊富です。しかし、費用が膨らむスピードは軽視できません。

経常医療費は国内総生産(GDP)比8.5%で、OECD平均(9.3%)よりまだ低い水準です。ところが、1人当たり医療費の年平均増加率は8.5%と、OECD平均(6.1%)を上回ります。国民1人当たりの医薬品販売額も、購買力平価換算(PPP・各国の物価水準を反映して換算した金額)で1041.2ドルと、OECD平均(708.5ドル)を上回りました。

65歳以上人口のうち、長期療養の給付対象者の割合は在宅9.1%、施設2.7%で、OECD平均(在宅11.2%、施設3.6%)に届きません。ただし、高齢者人口が増え、長期療養サービスの需要と保障性が拡大する中で、この割合は直近10年で急速に増えています。

医療費の増加ペースと高齢化の流れを合わせて考えると、現在の良好な成績表が今後も続くかどうかは別問題です。

イ・ユンシン保健福祉部政策企画官は「OECD保健統計は、OECD各国間で共通の基準により算出される国の代表統計であり、わが国の保健医療水準を客観的に分析・評価し、政府の主要政策の基礎資料として活用されるなど重要な意味がある」と述べました。さらに「今後も国際機関との意思疎通と協力を強化し、統計の生産を拡大して、国民がさまざまな政策分野で関連統計を積極的に活用できるよう品質管理を強化する」と明らかにしました。

医師数が少なくても、頻繁に医療機関を受診する習慣が現在の健康成績表を形づくってきたのだとすれば、先延ばしにしていた健診や受診予約を今週入れてみるのも、悪くない選択です。

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