血液中の0.02%微細信号を捉えろ…早期癌診断に挑戦するバイオベンチャーGraBis

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精密・予防医療時代、早期診断のボトルネックを狙う

「非常に小さな信号を見逃すと、命を失う可能性があります(Missing one tiny signal Cost a Life)。」

20日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)BEXCO第2展示場で開催された「2026釜山(プサン)地産学ショーケース」。釜山(プサン)圏の大学と地域企業、研究機関が一堂に会し、技術を共有し、協力の可能性を探る場だ。釜山大学技術持株会社などで育成されているユニコーン(Unicorn)やルーキー(Rookie)たちのIR(投資説明会)も行われ、そこでバイオベンチャー株式会社GraBis(グラビス)のイ・ジニョプ代表は、病気の早期診断の本質をそのように要約した。

株式会社GraBis(グラビス)のイ・ジニョプ代表は、癌のような疾患は体に小さな信号を最初に送るが、その危険信号をどれだけ早く、正確に捉えるかが本当に重要だと述べた。写真=ユン・ソンチョル記者

さらに、精密医療と予防医療が話題になっている今、医療技術の競争力はもはや「治療」そのものに留まらない。どれだけ早い段階で、どれだけ正確に危険信号を捉えるかが診療の成否を分ける。

「信号はあるが、捉えられない」

しかし、癌を含む重篤な疾患は通常、早期診断が難しい。理由は明確だ。病気の初期に患者の体内を漂うバイオマーカー(例:ctDNA、cfDNA、エクソソームなど)の量が極めて少ないからだ。

実際、血液1mLに含まれる循環腫瘍DNA(ctDNA)は全DNAの0.02%レベルに過ぎない。一般的な技術ではこの微細な信号を安定的に分離することは難しい。

分離過程の難しさも障害だ。血液中にはDNA・RNAだけでなく、タンパク質、細胞、ウイルス、エクソソームなど数多くの物質が混ざり合っている。望ましいバイオマーカーだけをそこから精密に分離し、濃縮できなければ、その後のPCRやNGS分析の精度も下がるしかない。

イ・ジニョプ代表はこのポイントを「早期診断のボトルネック区間」と呼んだ。分析技術がいかに精巧でも、その前段階でサンプルが適切に整理されていなければ「信号」を見逃しやすいということだ。

「現在、医療現場で使用されている分析技術はかなり精巧になっています。問題はその前段階です。分析に入る前の段階で、望ましいバイオマーカーをどれだけ正確に分離できるかが最終的に診断の精度を左右します。」

独特な分離、濃縮技術…早期診断の精度を狙う

GraBisが提案する解決策は超高感度分離・濃縮プラットフォーム(GraBeads®)だ。磁気ビーズに基づくこの技術は、血液中の微量バイオマーカーを効率的に捕獲し、分離し、濃縮することに焦点を当てている。

イ代表は「従来の方法と比較してGraBis(グラビス)は最大10倍以上向上した分離性能を持ち、サンプル損失を減らし約30%以上改善された分析結果を提供します」と述べ、「単に感度を高めたのではなく、分析に適した状態でバイオマーカーを提供する技術です」と語った。

早期診断では「あるか、ないか」よりも「どれだけ安定的に捉えられるか」がより重要であり、GraBis(グラビス)がその前段階を担う技術であるということだ。

液体生検からPCR、NGSまで…パイプラインを構築

GraBisの技術は単一キットに留まらない。この日のIR発表では早期診断のための全体パイプラインが一緒に提示された。

まず、血液ベースの液体生検を通じてエクソソーム、cfDNA、ctDNAなどを分離・濃縮し、これをPCRやNGS(次世代シーケンシング)に接続する構造だ。

さらに注目すべき点は適用範囲だ。GraBis(グラビス)はDNAやRNAだけでなく、タンパク質、エクソソーム、ウイルス、細胞など多様なターゲットに合わせて設計されたビーズポートフォリオを備えている。1つのプラットフォームで複数の疾患や研究目的に対応できるということだ。

写真=GraBis(グラビス)

予防医療、精密医療が拡大するほど「これ」が重要になる

精密医療と予防医療の目標は明確だ。症状が現れる前に病気の可能性を事前に、そして正確に数値で捉えることだ。

これを実現するために、医療現場では液体生検、多重バイオマーカー分析、繰り返し追跡検査の需要が急速に増加している。しかし、これらすべての技術の出発点は検体処理の信頼性だ。

GraBisの技術は早期癌診断、神経変性疾患バイオマーカー研究、感染症診断、個別化精密医療研究など多様な領域でその活用可能性を広げている。バイオマーカーおよび診断消耗品のグローバル市場(約6.9兆ウォン)を狙った戦略もこの流れと合致している。

イ代表は精密医療は華やかな分析機器で完成するものではないと述べた。それよりも前の段階、見えなかった信号を見えるようにする技術がなければ、精密医療も予防医療も可能にならないということだ。株式会社GraBis(グラビス)が微細な信号に長い間焦点を当ててきた理由だ。

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