「もうすぐワールドカップなのに大丈夫?」感染症で世界が『警戒』

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ワールドカップ開幕が目前に迫るなか、開催国では感染症への懸念から神経をとがらせている。写真はホン・ミョンボ韓国サッカー代表監督が16日、ワールドカップ最終メンバー発表の記者会見に出席した様子。写真=聯合ニュース
ワールドカップ開幕が目前に迫るなか、開催国では感染症への懸念から神経をとがらせている。写真はホン・ミョンボ韓国サッカー代表監督が16日、ワールドカップ最終メンバー発表の記者会見に出席した様子。写真=聯合ニュース

地球最大級の祭典、ワールドカップがいつの間にか3週間後に迫った。しかし、開催国を含む世界各地で感染症の流行が続いている。

6月11日から7月19日まで開催される2026 FIFAワールドカップは、米国・カナダ・メキシコの共同開催だ。3か国がワールドカップを共同開催するのは初めてとなる。これにより、移動距離、時差、地域間の気候差など、さまざまな要素が変数として浮上するとみられる。

なかでも懸念されるのは観客の健康だ。参加国が48か国に拡大し試合数も増えることで、総観客数は500万人を超えると予測される一方、米国・カナダ・メキシコでは各種感染症が流行しているためだ。

「麻疹・風土病など、特に注意」

特に韓国疾病管理庁によると、これらの国々の麻疹流行は危険水準に達している。メキシコの人口10万人当たりの麻疹発生率は7.57人で、前年(4.94人)に比べ大きく増加した。米国でも5月までに麻疹患者が計1792人発生した。昨年の年間感染者数が計2288人だったことを踏まえると、増加ペースが速い。

カナダも状況は同様だ。1998年から維持してきた「麻疹排除国」の地位を昨年失った。2024年に海外から患者が流入し、1年余りで5000人以上の確定例が出たためだ。今年も全国7地域で900件以上の感染例が報告されている。

韓国の第2戦が行われる予定のメキシコでは、A型肝炎も風土病として発生している。A型肝炎は主に汚染された食品や水の摂取で起こるが、メキシコは不十分な衛生状態や上下水道インフラの問題により、こうした風土病に脆弱だと分析されている。

アフリカでは「エボラの集団発生」

感染症への懸念が高いのは開催国だけではない。コンゴ民主共和DRコンゴ)とウガンダでは、エボラの大規模な発生が起きた。

ワールドカップを前に大規模な観光客の移動が見込まれるなか、保健当局はまさに「非常事態」となっている。

17日(現地時間)、世界保健機関(WHO)によると、両国で発生したエボラ関連の疑い例は300件を超える。死亡者も88人に上り、WHOとアフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)は、実際の感染規模がさらに拡大する可能性があるとみている。

WHOは同日、声明で「DRコンゴとウガンダで発生したエボラは、すでに国際的な拡散事例が確認された」として、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言した。PHEICが宣言されると、各国はWHOの勧告に基づき、感染抑制のための診断検査、確定例の隔離、医療資源の共有など、迅速な共同対応を行う必要がある。

WHOは「今回の集団発生の原因となったウイルスは、エボラウイルスの一種である『ブンディブギョ』ウイルスだ」とし、「承認された治療薬やワクチンがなく、状況は深刻だ」と分析した。ただし、今回の事態は新型コロナ流行時のような「世界的大流行(パンデミック)」の基準には該当しない。

韓国疾病管理庁、特別モニタリングを実施

韓国疾病管理庁は、徹底した予防接種と個人衛生の遵守によって健康を守るよう勧告した。

韓国疾病管理庁の関係者は「ワールドカップ観戦のために出国する前に、麻疹・A型肝炎などのワクチン接種を済ませておくのが安全だ」とし、「現地滞在中は手洗いを徹底し、十分に加熱した食品を食べること。また飲料水は、沸騰させた水やミネラルウォーターなど安全な水を飲むべきだ」と強調した。

さらに「帰国後数日以内に発熱・発疹・筋肉痛・下痢など感染症が疑われる症状が出た場合は、他者との接触を最小限にし、医療機関を速やかに受診して、最近渡航した地域を伝えてほしい」と付け加えた。

韓国疾病管理庁は、ワールドカップ大会が終了するまで「ワールドカップ感染症対策班」を運営し、感染症の発生状況を継続的にモニタリングする予定だ。

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