
歌手兼俳優のIUの、ひと味違う食事習慣が注目を集めている。
最近、SBSラジオ『エラオ』のYouTubeコンテンツで、ミュージカル俳優のソン・ジュノがIUと一緒にいたときの出来事を振り返り、食事エピソードを伝えた。彼はメイクを受けている最中、隣の席のIUがキンパを長い時間噛んでいたと説明した。最初は「思ったよりたくさん食べるんだな」と感じたが、席を離れた後に見るとキンパはほとんどそのままで、実際には1切れを長時間噛んでいたという。
普段からスリムな体型と継続的な自己管理で知られるIUは、過去に自身のコンテンツを通じて体重44kgを維持していると明かしたこともある。実際、ゆっくり長く噛む習慣は、満腹感の形成や食事スピードの調整、血糖変動に影響し得るという研究結果が継続的に報告されている。専門家も「ただ量を減らすより、食べるスピードを落とす習慣のほうが重要です」と説明する。

20分かけてゆっくり食べると満腹のサインを受け取りやすい
人の脳は、食べ始めた直後にすぐ「お腹がいっぱい」というサインを出すわけではない。一般的に、食事を始めてから約20分ほど経って満腹感に関わるホルモンが活性化するとされている。問題は、食べるのが速すぎる場合だ。満腹のサインが来る前に、すでに必要以上に食べてしまう状況が起こりやすい。反対に、一口を長く噛んでゆっくり飲み込むと、比較的少ない量でも満足感を得る助けになる可能性がある。実際、肥満管理プログラムでも、食事時間を意識的に延ばす方法がよく用いられる。
噛む回数が増えると過食リスクが下がる
噛む回数そのものが摂取量に影響する可能性がある、という研究もある。日本の早稲田大学の研究チームは、食べ物を長く噛むほど食事スピードが遅くなり、満腹感の形成が早まる可能性があると分析した。また一部の研究では、同じ食べ物でも噛む回数を増やしたグループのほうが、相対的に摂取エネルギーが少なかったという結果も報告されている。特に早食いの人ほど、満腹でも食べ続ける傾向が出やすい。一方、よく噛む習慣は味や食感に意識が向きやすくなり、ドカ食いの予防にも役立つ可能性がある。
早食いは血糖・体脂肪の管理をより難しくする
食事スピードが過度に速いと、血糖が急上昇しやすくなる可能性があるという指摘も多い。特に白米やパン、麺類などの精製炭水化物を速く食べると、血糖変動の幅が大きくなる可能性が高まる。血糖が急激に上がるとインスリン分泌量も急増し得て、その後、空腹を早く感じる状況につながることがある。実際、健康診断に関する研究では、食事スピードが速い人ほど肥満や内臓脂肪、代謝面の健康リスクが高い傾向も報告されている。ゆっくり食べる習慣が、単なるダイエットにとどまらず健康管理にもつながる理由だ。
専門家「一口につき20~30回噛む習慣が有用」
専門家は、十分に噛む習慣が消化に役立つと説明する。食べ物が細かくなり、唾液中の消化酵素が食べ物と十分に混ざることで、胃で内容物を分解する負担が軽くなるためだ。一般的に、一口あたり20~30回程度噛む方法がよく推奨される。反対に、スマートフォンやテレビを見ながら慌ただしく食べる習慣は、自分がどれだけ食べたかを把握しにくくする。専門家は、極端に食事量を減らす方法よりも、食事スピードをゆっくりにして体の満腹サインを認識する習慣が重要だと述べている。