最近、水をたくさん飲んでトイレが近い…糖尿病でしょうか?

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糖尿病の三大症状「多飲・多食・多尿」…症状が出ないことも

糖尿病になると「たくさん飲む・たくさん食べる・尿が近い」という三大症状が現れる。 写真=ゲッティイメージズバンク

暑さが続き、水をたくさん飲む人が増えています。トイレに行く回数も増えがちです。こうした一見当たり前の変化でも、不安になる人がいます。糖尿病のリスクが高い人では、糖尿病予備群として血糖管理をしている場合、「もしかして、もう糖尿病なのでは?」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。

糖尿病が進行すると、水を多く飲むようになります。血糖が高い状態が続くと、尿に糖が排出されます。このとき糖(ブドウ糖)が水分を引き込んで一緒に排出されるため、尿量や排尿回数が増えます。体内の水分が不足していくことで、のどの渇きが強くなり、さらに水分を欲するようになります。

また、糖尿病では、摂取した栄養が十分に体内で利用されず、尿中に排出されやすくなります。その結果、強い空腹感が出て食べる量が増えることがあります(多食)。このように糖尿病では「多飲・多食・多尿」という三大症状がみられることがあります。体重減少や疲労感を伴う場合もあります。

糖尿病でも…目立った症状がないことも

日本糖尿病学会の情報によると、糖尿病は目立った自覚症状が出ないこともあります。気づかないまま過ごし、後になって診断されるケースも少なくありません。糖尿病予備群などの高リスクの人は、定期的な血糖検査で発症の有無を確認することが大切です。

糖尿病がゆっくり進行する場合や、初期段階で血糖がそれほど高くならない場合は、症状が出ないことがあります。糖尿病の約50%は、発症初期に自覚症状がないとされています。40歳以上は毎年の健康診断で糖尿病の有無を確認しましょう。肥満、脂質異常症、高血圧、糖尿病の家族歴がある人は、30歳から毎年、糖尿病の検査を受けることが勧められます。

水をたくさん飲む(多飲)、トイレが近い(多尿)…糖尿病でしょうか?

多飲と多尿は糖尿病の典型的な症状です。ただし、多飲・多尿だけがある場合は、尿崩症など、ほかの多尿に関連する病気の可能性もあります。検査による正確な鑑別が必要です。糖尿病では強い空腹感で食べる量が増える一方(多食)、体重はむしろ減少することがあります。これらの症状がそろって現れる場合、糖尿病の可能性が高いと考えられます。医療機関で血糖検査を受け、糖尿病の有無を確認しましょう。

尿に泡が立つ、黄色い…糖尿病?

血糖が大きく上がって尿に糖が出ても、尿に泡が立ったり、尿の色が変わったりするとは限りません。つまり、尿の色や泡だけで糖尿病の有無は判断できません。糖尿病が疑われる場合は、必ず血糖検査を受けてください。糖尿病の典型的な症状は、血糖が高いため尿に糖が排出され、その結果として尿量や排尿回数が増え、のどの渇きが生じることです。

急な視力低下…糖尿病と関係がありますか?

気づかないうちに糖尿病が進行し、合併症が現れることがあります。特に目の健康に影響が出ることがあります。大きくは白内障と糖尿病網膜症に分けられます。白内障は加齢とともに多くみられますが、糖尿病があると、より若い年齢で起こることがあります。周囲の物がはっきり見えない、かすんで見えるといった症状がある場合は、眼科を受診しましょう。糖尿病網膜症はゆっくり進行し、自覚症状が乏しいため、気づきにくい点が問題になります。

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