「黒ずんだ肘、もしかして垢?」…夏の休暇シーズンに気になる『くすみ肌』の正体

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角質・乾燥・皮膚疾患の可能性も…むやみにこすると刺激が強まります

肘や膝が黒く見えるからといって、必ずしも垢とは限りません。角質、摩擦、皮膚疾患など原因に合わせたケアが必要です。写真=ゲティイメージバンク

夏は肌の露出が増え、肘や膝、かかとなど、普段は意識しにくい部位にも目が向きます。黒ずみを見つけて「垢がたまっているのでは」と思い、ゴシゴシこすっても変わらない場合は、別の原因が考えられます。

垢は、皮膚表面の汗や皮脂、ほこりに、はがれ落ちた角質などが混ざって生じます。一方、肘や膝の黒ずみは、皮膚そのものの変化が背景にあるケースが少なくありません。角質の肥厚、皮膚の乾燥、繰り返す刺激、皮膚疾患など、要因はさまざまです。むやみにこすり落とすのではなく、原因に合ったケアが欠かせません。

ざらついて白く粉をふく?『角質乾燥が原因のことも

最も多いのは、角質が厚くなり、皮膚が乾燥しているケースです。肘や膝、かかとは皮膚が厚い一方で皮脂分泌が少なく、乾燥しやすい部位です。古い角質がうまくはがれ落ちずに蓄積すると、肌がざらつき、くすんで見えることがあります。

角質がたまると、触ったときに皮膚表面が厚く硬い感じがします。シャワーを浴びても簡単には取れず、白く粉をふくことが多いのが特徴です。一方、乾燥症は皮膚そのものの水分不足で、つっぱり感やカサつきが出ます。細かなひび割れやかゆみを伴うこともあります。特に、エアコンの使用が多い、あるいはシャワーの回数が増えて皮膚内の水分が不足しやすい夏にも、よくみられます。

大韓皮膚科学会の資料では、角質が目立つ肌は無理にはがすより、十分な保湿を優先するよう勧めています。シャワー後は肌がしっとりしているうちに保湿剤を十分に塗り、角質が厚い場合は尿素など角質をやわらかくする成分を含む製品を活用できます。

垢のように見えても、垢すりタオルでむやみにこすり落としたり、スクラブで強くこすったりするのは避けましょう。強い摩擦はかえって皮膚バリアを傷つけ、乾燥や角質をより悪化させる可能性があります。熱いお湯で長く洗う習慣も、皮膚の水分を奪います。ぬるま湯で短時間に洗うのが望ましいです。

角質の蓄積は、厚くて粗い角質がたまった状態です。乾燥症は皮膚の水分不足で、つっぱり感・カサつきが出る状態で、原因に合ったケアが必要です。写真=ゲティイメージバンク

黒いだけでざらつきがないなら繰り返しの刺激が原因

角質はそれほど多くないのに、肌色だけが茶色や黒っぽく変わっている場合、繰り返す皮膚刺激による変化の可能性があります。肘や膝は関節部位の特性上、外部からの圧迫や摩擦を受けやすい場所です。机に肘をつく、床に膝をつくといった習慣のように、同じ部位への刺激が繰り返されると、皮膚が厚くなったり粗くなったりして、くすんで見えることがあります。

まずは、皮膚を刺激するこうした習慣を減らし、保湿剤を継続して使って皮膚バリアを整えることが重要です。乾燥した皮膚は外部刺激に敏感になりやすいためです。

湿疹乾癬など皮膚疾患の疑い脇の下まで黒い場合は代謝異常のサイン

肘がかゆく、赤みが出たり、じゅくじゅくしたりする場合は「湿疹」など皮膚炎が疑われます。また、境界がはっきりした赤い斑の上に、銀白色の鱗屑(りんせつ)のような角質が厚く重なっている場合は「乾癬」の可能性があります。特に乾癬は、肘と膝に同時に生じるケースが多いとされています。皮膚疾患であれば、単なる角質ケアだけでは改善しません。症状が続く場合は皮膚科で正確な診断を受け、適切な治療を受ける必要があります。

肘に加えて首や脇の下まで、ベルベットのように厚く黒ずんでいる場合は「黒色表皮肥厚症(アカントーシス・ニグリカンス)」の可能性もあります。ソウル峨山病院の健康情報では、黒色表皮肥厚症を、皮膚が茶色または黒く変化して厚くなる疾患と説明しています。主に首・脇の下など皮膚が折れ曲がる部位に目立ちます。インスリン抵抗性と関連することが多く、肥満や2型糖尿病の患者に合併することもあります。

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