「ジェニーみたいにヒップに見せたい?」…サングラス、デザイン優先は禁物

| 入力:

サングラス選びで押さえたいポイントと手入れのコツ

ファッションアイコンとして知られるBLACKPINK(ブラックピンク)のジェニーは、日常でもステージでも小物としてサングラスを巧みに取り入れている。写真=レイバンのSNS

屋外で過ごす時間が増え、日差しが強まる6月は、サングラスを手に取る人が一段と増えます。外に長くいる日は、サングラスをかけるだけで視界がぐっと楽になり、全体の印象も変わって見えます。とりわけ歌手のジェニーのようにサングラスをファッションのポイントとして頻繁に使う人が増え、機能よりスタイルを先に見るケースも少なくありません。

ただ、サングラスはデザインだけで選ぶのは避けたいところです。主な役割は、まぶしさを抑え、紫外線から目を守ることにあります。流行のフレームやブランド名を基準に選ぶのも一つですが、目の健康まで考えるなら、UVカット表示やレンズの状態なども併せて確認する必要があります。サングラス選びで見落としたくない基準を整理しました。

濃いレンズほど紫外線もよく遮る?

サングラス選びで最も多い誤解は、「レンズの色が濃いほど紫外線もよく防げる」というものです。黒や濃い茶色のレンズを見ると日差しをより強く遮ってくれそうに感じますが、レンズの色の濃さと紫外線カット機能は別物です。

レンズの色が濃いと、まぶしさは軽減されることがあります。しかし、紫外線を十分に遮れないレンズであれば、かえって目に負担をかけるだけです。暗いレンズを装着すると目に入る光の量が減って瞳孔が開きますが、このとき遮断機能が不十分だと紫外線が目の奥に入り得るためです。したがって、レンズがどれほど暗いかよりも、実際に紫外線を遮る機能が備わっているかを確認することが先決です。

レンズの色は、紫外線カットの有無よりも、まぶしさや見え方の感覚に関係します。例えばグレー系のレンズは色の歪みが少なく日常使いに無難で、ブラウン系はコントラストを高めて物の輪郭をややくっきり感じさせます。ただし、レンズの色が薄くても紫外線カット機能が十分なら目の保護に役立ち、逆にレンズがどれほど濃くてもこの機能がなければ、サングラス本来の役割は期待しにくいと言えます。

レンズの色の濃さと紫外線カット機能は別物のため、普段サングラスを選ぶ際はUVカット表示を確認する必要がある。写真=ジェニーのSNS

「UV カット」 表示の確認が先

サングラスを購入する際は、商品説明やラベルに記載された紫外線カット表示をまず確認するのがよいでしょう。サングラスでいうUV(Ultraviolet)は紫外線を指します。紫外線は目に見える光ではありませんが、強く浴びると目の健康に負担を与えることがあります。

製品には「UV400」「100% UV protection」「紫外線カット率」などと表示される場合があります。このうちUV400の400は、紫外線と可視光を分ける境界である400nmを意味します。紫外線は私たちが見える光より波長が短い領域に属するため、UV400表示は400nm以下の紫外線を遮断するという意味です。

紫外線への曝露が繰り返されると、眼表面の組織や角膜、水晶体などに負担がかかることがあります。特に運転、登山、海辺の旅行など、日差しに長時間さらされる状況では、デザインだけで選ぶより紫外線カット表示を確認するほうが安心です。

長く使ったサングラス、 レンズの寿命も確認を

以前購入したサングラスを毎年取り出して使っているなら、一度は状態を点検する必要があります。見た目は問題なくても、保管環境や使い方によってレンズの状態が変わり得るためです。 レンズに傷が多かったりコーティングが剥がれていたりすると、以前よりまぶしさが強くなり、視界がかすんで感じられることがあります。こうした状態で着用を続けると、目の疲れが増します。

交換時期を一律に断定するのは難しいものの、頻繁に着用するサングラスであれば、2年程度を目安に紫外線カットの状態を確認する必要があります。紫外線カット機能は目視で確認しにくく、カット率も時間の経過とともに低下する可能性があるためです。長く使用したものや紫外線カット表示が不明確な製品は、購入店や眼鏡店などで紫外線透過率を確認してみるのも方法です。

サングラスは普段、専用ケースに入れて保管し、古くなった製品は購入店や眼鏡店でレンズの状態を点検するのがよい。写真=クリップアートコリア

これに関連し、国家技術標準院は製品情報に紫外線カット率を表示するよう安全基準を改善したことがあります。特に海外訪問中に購入した製品や、インターネットで直輸入した製品の中には紫外線カット機能が十分か確認しにくい場合もあるため、表示情報を丁寧に確認するのがよいでしょう。

レンズの傷を防ぐには? 保管‧洗浄にも配慮を

サングラスは使わないとき、専用ケースに入れて保管する必要があります。バッグの中にそのまま入れておくと、鍵や化粧品、財布の角などでレンズが傷つきやすくなります。レンズを拭くときも、服の裾やティッシュでこするより、専用クロスを使うほうが適しています。ほこりが付いた状態で乾いた布でいきなり拭くと、細かな傷が付くことがあるためです。

海辺やプールに行った後は、レンズに付着した汗、皮脂、塩分、日焼け止めなどをやさしく拭き取る必要があります。このとき砂やほこりが付いている場合は、すぐにこすらず、まず軽く払い落とします。流水でさっとすすいだ後、専用クロスで水分を吸い取ると、レンズ表面の損傷を減らすのに役立ちます。

保管場所も重要です。夏の車内のように温度が高い場所に長時間置くと、フレームが変形したりレンズが傷んだりしやすくなります。できるだけ涼しい場所に置き、レンズの内側や鼻当て周辺に残った汗や化粧品も併せて拭いておくとよいでしょう。

×