
頻繁に掃除しているのにキッチンや浴室で小バエが出続けるなら、別の原因が考えられます。気温が上がり湿度が高くなると、シンク周りや排水口で小バエが繁殖しやすくなります。家の中に発生した小バエを根本的に駆除する方法を確認します。
封水を確認して、重曹・酢で排水口を掃除する
浴室の壁面などでよく見かける虫はチョウバエです。ハート形のチョウバエは、排水管内部の有機物や湿気がたまった汚水トラップで繁殖します。1回に30~100個程度の卵を産み、卵は48時間以内に孵化し、2~3週間で成虫になるほど繁殖速度が速いです。集合住宅では配管を伝って世帯間で広がることもあります。
方法は重曹と酢だけで簡単です。排水口内部にチョウバエが産卵できないよう、粘着性のある有機汚れを取り除くのに効果的だからです。重曹と酢が反応すると酸塩基反応が起き、泡が発生して配管の壁面に付着した汚れがはがれます。

封水(トラップ)を点検することも重要です。排水口の配管はP型またはS型に曲がっており、曲がり部分には常に約5~10cmほど水が溜まっています。この封水が下水道のガスやさまざまな虫が室内へ逆流するのを物理的に遮断します。
長期間浴室を使わなかったり、過度に換気を行うと封水の水が蒸発して無くなることがあります。普段と違って異臭が強いなど封水不足が疑われる場合は、水をゆっくり流して補充するのが良いでしょう。排水口の栓を閉めておくと蒸発速度を遅らせることもできます。こうした対策と並行して、月1~3回の掃除など規則的なルーティンを決めて浴室を清潔に保つことも大切です。
キッチンでの小バエトラップ・米のとぎ汁スプレーの活用法
さまざまな食品を調理し、生ゴミの処理も行うキッチンは小バエが発生しやすい場所です。特に気温が上がると食品の腐敗が早まり、小バエが急速に増えます。
小バエを防ぐには、果物は密閉容器で保管し、生ゴミは適時廃棄することが重要です。シンクは1日1回以上お湯で洗い流し、シンク周りは常に乾いた状態を保つことで小バエをできるだけ減らせます。
こうした対策をしても小バエの発生がひどいなら、酢と砂糖を使った小バエトラップを作ると効果的です。ペットボトルやカップに酢と砂糖を入れてよく混ぜます。その後、口の部分にラップをかけて穴を開けておくと、小バエが誘引されて中に入っても出られなくなります。
米のとぎ汁をスプレーボトルに入れてゴミ箱やシンク周りに吹きかける方法も有効です。米のとぎ汁には殺菌・抗菌作用があるとされており、小バエがよく出る場所にこまめにスプレーすると個体数を減らすのに役立ちます。
