チョン・ユソク代表、イルヤン薬品の筆頭株主に オーナー3世への承継が事実上完了

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父チョン・ドオン会長から170万株を贈与され12.85%確保…チョン会長も12.64%保有

イルヤン薬品本社社屋の全景。写真=イルヤン薬品

イルヤン薬品の筆頭株主が、チョン・ドオン会長から長男のチョン・ユソク代表取締役社長に交代しました。すでに経営を担ってきたオーナー3世のチョン代表が筆頭株主の地位も引き継いだことで、経営権承継は事実上の節目を迎えました。

イルヤン薬品は30日、チョン・ドオン会長がチョン・ユソク代表に普通株170万株を贈与し、筆頭株主が変更されたと公示しました。

贈与を受けたチョン代表の保有株式は、従来の80万8777株から250万8777株に増加しました。持ち株比率は12.85%です。チョン・ドオン会長の保有株式は416万7844株から246万7844株に減少し、持ち株比率も12.64%に低下しました。

両者の持ち株比率の差は0.21%ポイントにとどまります。ただ、筆頭株主の地位が父から長男へ移った点で、今回の贈与が持つ意味は小さくありません。

代表取締役に続き筆頭株主へ…3世承継の最後のピースが埋まる

チョン・ユソク代表は、イルヤン薬品創業者の故チョン・ヒョンシク名誉会長の長孫で、チョン・ドオン会長の長男です。

経営権承継は段階的に進んできました。チョン代表は2023年4月、イルヤン薬品の代表取締役社長に就任しました。当時はキム・ドンヨン代表取締役副会長とともに会社を率い、2025年11月から単独代表を務めました。

経営の前面に立ったうえで、今回は筆頭株主の地位も確保した形です。代表取締役職と筆頭株主の地位がいずれもチョン代表に移り、イルヤン薬品のオーナー3世経営体制は一段と確かなものになりました。

今回の贈与は、事前に示されていた手続きでした。チョン・ドオン会長は6月30日、チョン代表に普通株170万株を贈与することを決め、贈与予定日を7月30日に定めていました。予定通り贈与が実行され、チョン代表がチョン・ドオン会長を僅差で上回って筆頭株主に就きました。

オーナー一族の持ち株比率26.37%は維持

今回の贈与で筆頭株主は変わりましたが、筆頭株主と特別関係者の保有持ち分全体に変化はありません。

変更後、チョン・ユソク代表は250万8777株(12.85%)、チョン・ドオン会長は246万7844株(12.64%)を保有します。これにチョン・ジェヒョン6万6693株、チョン・ヒソク6万4706株、チョン・ジェフン2万5011株、チョン・セオ5848株、チョン・ヨンジュン1万1694株、チョン・ジイン100株などが含まれます。

筆頭株主と特別関係者の保有株式は合計515万673株で、持ち株比率は26.37%です。贈与前と同じです。

今回の筆頭株主変更は、支配力が外部に移ったのではなく、オーナー一族の内部で持ち分の中心がチョン・ドオン会長からチョン・ユソク代表へ移ったものです。

2023年に代表就任→2025年に単独代表→2026年に筆頭株主

チョン代表の承継プロセスは、直近3年の間に急速に進みました。

2023年に代表取締役社長に就き経営を担い始め、2025年に単独代表となって会社経営の中心に立ちました。さらに今年、筆頭株主まで替わり、経営と持ち分の両面でチョン代表を軸とする体制が整いました。

イルヤン薬品は、国産新薬の抗潰瘍薬「ノルテク」と、慢性骨髄性白血病治療薬「スーペクト」を開発した製薬会社です。最近は次世代の胃酸分泌抑制薬(P-CAB)の新薬候補物質の開発や、ワクチン事業なども継続しています。

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