医療

「かむ楽しみ」失えば全身の健康も崩れる――歯科医師が介護施設を訪問した理由

「かむ楽しみ」失えば全身の健康も崩れる――歯科医師が介護施設を訪問した理由

年齢を重ねるほど、口腔の健康は単なる「歯の問題」にとどまらず、全身の健康と生活の質を左右する重要な要素になります. 特に高齢者では、口腔疾患があっても痛みをうまく訴えられず放置されやすく、摂食障害や栄養バランスの乱れにつながって全身の健康を脅かす悪循環を招きます.
特発性肺線維症合併の肺がん、陽子線治療でも「重い肺副作用」10人に1人未満

特発性肺線維症合併の肺がん、陽子線治療でも「重い肺副作用」10人に1人未満

肺が徐々に硬くなっていく特発性肺線維症の患者さんが肺がんも発症すると、治療の選択肢は大きく限られます。すでに肺機能が低下しているため、がん治療そのものが大きな負担になり得るためです。 こうした患者さんのうち、比較的早期のI・II期の非小細胞肺がんでは、正常肺組織に当たる放射線を減らす陽子線治療を行っ...
女性の心臓病、胸痛なしで発症も…国民10人中6人が認識不足

女性の心臓病、胸痛なしで発症も…国民10人中6人が認識不足

胸を締め付けるような痛み. 心臓病と聞いて、多くの人がまず思い浮かべる症状です. ただ、女性の心臓病では、息切れや疲労感、吐き気といった症状が先に出るケースも少なくありません.
思春期の子ども、胸の形が変わった? 鳩胸は圧迫、漏斗胸は持ち上げで矯正

思春期の子ども、胸の形が変わった? 鳩胸は圧迫、漏斗胸は持ち上げで矯正

子どもの身長がぐんと伸びる時期に、胸の中央がへこんで見えたり、逆に前へ突き出して見えたりする場合、単なる体型の変化として見過ごさないことが大切です. 前胸部が内側に入り込む「漏斗胸」と、前方へ突出する「鳩胸」は代表的な胸郭変形です.
年900人未満の希少がん、より悪性のタイプも ファーター乳頭部がん4亜型を解明

年900人未満の希少がん、より悪性のタイプも ファーター乳頭部がん4亜型を解明

肝臓から流れてきた胆汁と、膵臓から分泌された消化液が十二指腸へ流れ出る小さな通り道があります. この狭い部位にもがんは発生します. 名称自体がなじみの薄い「ファーター乳頭部がん」です.
首都圏の上級総合病院も赤字転落…253病院の「9年分帳簿」が鳴らす警鐘

首都圏の上級総合病院も赤字転落…253病院の「9年分帳簿」が鳴らす警鐘

病院側が「最近とりわけ厳しい」と訴える状況は、いまに始まったことではありません. では、何が病院経営を苦しくしているのでしょうか. 一般には「年俸など人件費の急騰が原因」と語られがちです.
腱板縫合後の再断裂を防ぐ「腱・骨接合部」再生技術

腱板縫合後の再断裂を防ぐ「腱・骨接合部」再生技術

断裂した肩の腱を手術で骨にしっかり固定しても、時間の経過とともに再び切れてしまうことがあります. 原因は、縫合がほどけることだけではありません. 腱と骨が接する部位が本来の構造を取り戻せず、相対的に弱い瘢痕組織として治癒してしまうためです.
人体マイクロバイオーム研究、細菌・ウイルスに加え真菌も標準化

人体マイクロバイオーム研究、細菌・ウイルスに加え真菌も標準化

私たちの体内にいるのは細菌だけではありません. 皮膚や腸、口腔、呼吸器などには、ウイルスやカビ・酵母などの真菌も共存しています. これまで細菌とウイルスに重点を置いてきた国家マイクロバイオーム研究の標準が、真菌にも広がります.
箸がうまく使えず歩き方も不自然なら…筋減少症ではなく「頸椎脊髄症」に注意

箸がうまく使えず歩き方も不自然なら…筋減少症ではなく「頸椎脊髄症」に注意

「箸が前みたいに使えない」「ボタンを留めるのが、どうしてこんなに大変なんだろう」「しょっちゅう物を落とす」「歩くときに、よくつまずく」 両親が最近こうした言葉を口にするなら、注意して見守りたい.
傷痕を残さない乳がん手術、どう実現するのか ロボットが示した答え

傷痕を残さない乳がん手術、どう実現するのか ロボットが示した答え

乳がん手術を控えた患者が、手術室に入る前に静かに口にする問いがあります. 治療成績ではありません. 多いのは次の2つです. 「手術をすると胸の形はどうなりますか. 」そして「傷痕はどれくらい残りますか.