無症状でも胃がんの可能性 40歳超は2年ごとに内視鏡検査を

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H+ヤンジ病院のキム・サンイル院長「早期発見なら5年相対生存率97.6%…体重減少や黒色便が繰り返される場合は受診を」

胃がんは早期に見つければ高い治癒率が期待できますが、継続的な定期健診と、ささいな変化に目を向ける習慣が欠かせません。写真=ゲッティイメージズバンク

毎年9月7日は「胃がん早期検診の日」です。

胃がんの早期検診の重要性を広く知らせ、発症率と死亡率を下げるため、非営利団体「グリーンベル財団」が制定しました。胃がんを早期に発見し、適切な時期に治療すれば、97%の完治が可能だという意味が込められています。

一方で、韓国では胃がん患者が増え続けています。保健福祉部と中央がん登録本部の最新統計(2023年基準)では、胃がんは甲状腺がん、肺がん、大腸がん、乳がんに次いで、全がん種の新規患者数が5番目に多いがんでした。

また、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関の調査では、韓国人10万人当たり27人の新たな胃がん患者が発生していると集計されました。モンゴルと日本に次ぐ世界3位です。

重要なのは2年ごとの定期内視鏡検査

H+ヤンジ病院のキム・サンイル院長は「胃がん治療で最も重要なのは早期発見です」と強調します。

進行してから見つかると治療が複雑になり、患者の負担も大きくなります。早期に発見できれば治療範囲を絞れるため、完治を期待できる可能性が高まるからです。

特に病期が低い胃がんは、定期的な健康診断で診断することが重要です。患者全体の80%以上は特別な自覚症状がなく、症状だけでは見つけにくいためです。

このため保健福祉部は、国家がん検診支援事業を通じて満40歳以上の男女を対象に、2年に1回の胃内視鏡検査を提供しています。

この場合、自己負担10%で胃内視鏡検査を受けられます。呼吸器の病気がある、または穿孔(消化管の壁に穴が開く状態)のリスクがあり内視鏡が難しい患者は、画像検査に代替することもあります。

検査結果で疑わしい病変が見つかった場合は組織検査を行い、所見や体調に応じて適切な治療を受けることになります。

「小さな変化も軽く見てはいけません」

キム院長は、最近は若年層でも胃がん患者が増えていることについて「理由を一つに断定するのは難しい」とした上で、「最もよくない習慣を一つ挙げるなら、不規則な食習慣が繰り返されているのに体のサインを無視することです」と説明しました。

最近の若年層では、忙しい業務やストレス、睡眠不足などで食事時間が不規則になり、夜食や高脂肪・高カロリーのデリバリー食品を好む人が少なくありません。ここに運動不足や飲酒、喫煙などが重なると、胃に持続的な負担をかける可能性があります。

キム院長は「特別な理由がないのに体重が減り、疲労が強くなり、腹痛・消化不良・血便・排便習慣の変化・胸やけなどの症状が繰り返される場合は、ストレスのせいだと片付けず受診すべきです」と付け加えました。いくつかの症状だけでがんだと断定するのは難しいものの、小さな変化も軽く流さないことが重要だという説明です。

また、家族歴がある人や、胃腺腫(ポリープ)、慢性萎縮性胃炎がある患者は、国家がん検診の周期にかかわらず毎年内視鏡検査を受けるのが望ましいとしています。胃がんリスクを高めることが知られているヘリコバクター・ピロリ菌の感染歴がある人も、年1回の検査で状態を確認するのが望ましいといえます。

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