「孤独で話が通じない」…留学生の抑うつ気分、頼れる場所はある

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写真=クリップアートコリア
写真=クリップアートコリア

韓国で生活する外国人留学生が、孤独感や言語の壁による抑うつ気分を訴えるケースは少なくない。慣れない環境で新たに人間関係を築く必要があり、学業の負担も重なることで、心理的ストレスが大きくなりやすい。専門家は、こうした感情は個人の弱さではなく環境の変化から生じる自然な反応だとして、1人で抱え込まず相談して支援につながることが重要だと強調する。

まず頼りたいのは「大学の相談センター」

外国人留学生が最初に相談しやすい窓口として、各大学の学生相談センターが挙げられる。ソウル大学、延世大学、高麗大学など主要大学では、在学生を対象に個別の心理相談やストレスマネジメントプログラムを運営している。

一部の大学では英語での相談にも対応しており、言語面のハードルを下げている。学業や生活適応の課題も含めて理解してもらえる点で、留学生にとって現実的な一次相談先といえる。ただし、対応可能な言語、利用回数、予約の待機期間は大学によって異なるため、事前の確認が必要だ。

ソウル在住の留学生なら…公的な無料相談も利用可能

学外にも相談先はある。ソウルに居住する外国人留学生であれば、ソウル外国人住民センターが提供する心理相談プログラムを利用できる。

同センターは、ソウル市の生活圏にいる成人外国人を対象に、複数回の1対1相談を提供しており、英語や中国語など多言語での相談が可能なのが特徴だ。留学生専用のサービスではないものの、ソウルで生活する外国人であれば利用対象に含まれるため、アクセスしやすい。

外国人支援機関でも相談は可能…ただし「治療」とは別

ソウルグローバルセンターのような外国人支援機関でも、心理面の困りごとに関する相談機能を提供している。ただし、これらの機関はうつ病などの治療を行う医療機関というより、生活適応の過程で生じる問題を整理し、必要に応じて専門機関へつなぐ役割に近い。

そのため、抑うつ気分が強い、あるいは長引いている場合は、精神科・心療内科などの専門医療機関の受診もあわせて検討する必要がある。

「我慢せず、つながること」…放置すると悪化しやすい

専門家は、外国人留学生の抑うつ気分を放置すると、学業の中断や社会的孤立につながり得ると指摘する。とくに言語の問題で相談をためらう人が多いが、近年は英語相談や多言語相談に対応する機関が増え、利用しやすさは徐々に改善している。

第一歩は「学内相談の予約」

大切なのは「我慢すること」ではなく「つながること」だ。韓国では外国人向けの相談体制が不足しているというより、相談窓口が複数の機関に分かれているのが実情に近い。孤独感や抑うつ気分が続くなら、まずは大学の相談センターに予約を入れ、必要に応じて公的機関や専門医療機関へつなげていくのが現実的な対応策である。

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