
オスコテックは23日、28日から日本・横浜で開催される世界腎臓学会(WCN)において、腎線維化を抑制する新薬候補化合物群(OCT-648プロジェクト)に関する動物モデルでの概念実証(PoC)結果をポスター発表すると明らかにした。
OCT-648は、腎線維化に関与する酵素NUAK1を標的とし、線維化関連遺伝子のシグナルを遮断して線維化の初期反応を抑える作用機序を持つ。NUAK1の阻害を通じて腎線維化のシグナル伝達を間接的に調節し、腎線維化の進行を抑制する狙いだ。
前臨床試験では、NUAK1阻害薬が線維化面積の減少、線維芽細胞活性の抑制、コラーゲン蓄積の減少など、一貫した抗線維化効果を示した。また、投与量の増加に伴い線維化指標が用量依存的に低下し、安定した薬効が確認された。これらの結果は、NUAK1阻害薬が多様な慢性腎臓病の原因に対して幅広く適用可能な治療薬として開発され得ることを示唆している。
オスコテックの尹泰永(ユン・テヨン)代表は「当社のNUAK1阻害薬は、線維化の初期経路を遮断することで、腎疾患の病期や原因にかかわらず、腎不全患者に適用可能であるという作用機序上の強みがある」と述べ、「慢性疾患治療薬の開発に適した安全性を確保した候補化合物だ」と強調した。
