「かわいいから」とあげたら救急外来へ…犬に致命的な『この食べ物』とは?

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[ペットと健康]

人には問題のない食べ物でも、犬には救急受診が必要な事態を招くことがある。写真=クリップアートコリア

食事のたびに横でじっと見つめてくる犬の視線を無視するのは簡単ではない。「ひと口くらいなら大丈夫だろう」と思って、つい分けてしまうこともある。しかし、人には問題のない食べ物でも、犬には救急受診が必要な事態を招くことがある。犬は特定の毒性物質を分解する能力が限られているため、少量でも重篤な反応が出る場合がある。日常でよく口にする食べ物の中から、必ず避けたいものを確認しておこう。

チョコレート・カフェイン、 少量でも 心臓・神経系 の異常 を誘発

チョコレートにはテオブロミンとカフェインが含まれるが、犬はこれらを分解する速度が非常に遅い。そのため体内に毒性が蓄積し、嘔吐、下痢、心拍数の増加、不安、けいれんへと進むことがある。特にダークチョコレートほど含有量が多く、危険性が高い。体重の軽い小型犬では、数かけらでも命に関わり得る。摂取後しばらく症状が出ないからといって安心はできず、時間の経過とともに状態が急速に悪化することがある。

ブドウ・レーズン、 少量でも 急性 腎不全 のリスク

ブドウとレーズンは、犬に急性腎不全を起こし得る代表的な食べ物だ。毒性の仕組みはまだ完全には解明されていないものの、数粒の摂取でも嘔吐、食欲不振、元気消失が現れ、その後に腎機能が急激に低下した例が報告されている。個体差が大きく、多量に食べても問題ない犬がいる一方で、ごく少量でも重い反応を示す犬もいる。この不確実性が、より危険とされる理由だ。

タマネギ・ニンニク、 赤血球 の破壊による『遅発性 貧血』 が発生

タマネギやニンニクに含まれる硫黄化合物には、犬の赤血球を傷つける性質がある。その結果、溶血性貧血を起こし、症状は摂取直後ではなく数日後に出ることも少なくない。元気がない、歯ぐきが白っぽい、呼吸が苦しそうといった形で現れ、飼い主が原因に気づきにくい。汁物や味付け料理にも含まれるため、「少し混ざっている程度」でも繰り返し摂取すると危険性が高まる。

脂っこい 食べ物、 膵炎へ つながる『急性 腹痛』

揚げ物や脂身の多い肉などの脂っこい食べ物は、犬の膵臓に大きな負担をかける。過剰な脂肪摂取は膵炎を引き起こすことがあり、突然の嘔吐、強い腹痛、脱水症状へとつながる。普段あまり脂肪を摂っていない犬が急に脂っこいものを食べると、発症リスクはさらに高くなる。膵炎は重症化すると入院治療が必要になるほど危険な場合もあるため、人の食べ物を分け与えることには特に注意したい。

キシリトール、 少量でも 低血糖 ショック・肝 障害 を誘発

ガム、キャンディー、一部の加工食品に含まれるキシリトールは、犬にとって非常に危険だ。摂取後にインスリン分泌を急速に促進し、血糖値を急激に低下させ、重い場合は肝機能障害まで引き起こす。初期には嘔吐、元気消失、ふるえが見られるが、進行が速いと意識低下やけいれんに至ることがある。飼い主が気づかないうちに口にしてしまうケースも多いため、家庭内でのキシリトール含有食品は保管にも細心の注意が必要だ。

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