健康診断は「検査数」ではなく「診断能力」で決まる

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ハナロ医療財団、約90人の専門医療スタッフを基盤に統合診断体制を運用

写真=クリップアートコリア
写真=クリップアートコリア

定期的な健康診断の要は、自覚症状がない段階で体内の疾患を早期に見つけることにあります。専門家は、健診の質を左右する要素として、検査項目の数よりも「診断力」を挙げます。同じCTやMRI検査を行っても、読影医の経験や専門領域(サブスペシャリティ)によって所見の解釈が変わり得るため、健診機関の専門性と体制が重要だという指摘です。

ハナロ医療財団は、約90人の専門医療スタッフを基盤に、放射線診断、臨床検査医学、病理診断を緊密に連携させた健康診断体制を運用していると発表しました。異常が疑われる所見の検出から分析、最終的な確定診断までをつなぐ統合診断の枠組みにより、健診の精度向上を図っているとしています。

放射線診断の領域では、CT・MRIなどの精密画像検査を通じて、小さな病変の有無と性状を見極めることに注力しています。同財団は、多様な画像データを体系的に管理・分析する読影システムを運用し、診断精度の向上を図っています。特に「ハナロリーダーズ遠隔読影センター」を通じて、外部医療機関で撮影された画像も遠隔で読影し、年間約100万件以上の受託読影を実施しています。

ハナロリーダーズ遠隔読影センターのイ・ジョンドゥ センター長(左)と、ハナロ医療財団 国際診断センターのキム・ハンギョム センター長。写真=ハナロ医療財団
ハナロリーダーズ遠隔読影センターのイ・ジョンドゥ センター長(左)と、ハナロ医療財団 国際診断センターのキム・ハンギョム センター長。写真=ハナロ医療財団

同センターは、放射線科および核医学科の専門医であるイ・ジョンドゥ センター長を中心に運営されています。延世大学医学部 名誉教授のキム・ミョンスン 教授を含む教授クラスの放射線科専門医14人が常勤し、約30人の読影アドバイザー(顧問)ネットワークも構築されています。これにより、脳、胸部、腹部、筋骨格、乳房など、領域別の専門読影が可能となり、医療機関へ迅速かつ一貫した読影結果を提供しています。

臨床検査医学の領域は、血液や体液の分析を通じて画像所見を補完し、疾患の根拠を示す役割を担います。同財団は、体系的な運用体制と厳格な品質管理基準に基づき、信頼性の高い検査データを蓄積しており、これにより画像診断の客観性と精度を高めていると説明しました。

病理診断の段階では、組織検査によって疾患の性質を最終的に確認します。特にがんでは、病期の判定が治療方針を決める重要な基準となります。ハナロ医療財団は、6人の病理専門医が常駐する診断体制を運用しており、健康診断の過程で採取された組織を精密に解析しています。

また、デジタル病理システムを導入し、高解像度のスライド画像をデジタル化して、解析・保存・共有できる環境を整備しました。国際診断センターを通じて、海外の病理専門家との遠隔コンサルテーションおよび共同診療も進めており、これにより診断の信頼性を高め、グローバルネットワークを拡大しています。国際診断センターは、高麗大学医学部 名誉教授であり、国内外の病理学分野の権威者であるキム・ハンギョム センター長が率いています。

ハナロ医療財団は、早期診断の成果を高めるため、内視鏡に対する「クオリティ・コントロール(QC)」システムも最近構築しました。医師ごとの腺腫(良性腫瘍)発見率(ADR)を常時モニタリングし、検査プロセスの精度をデータに基づいて管理する方法です。

さらに、健康診断センターとは別に、△ホルモンヘルス・クリニック △泌尿器科クリニック △女性専門クリニックの3つの特化クリニックを運営しています。大学病院で豊富な臨床経験を積んだ医師が診療を担当し、健診後も継続性のある医療サービスを提供する点で、他の健診センターとの差別化につながっています。

ハナロ医療財団の関係者は、「健康診断は個々の検査の羅列ではなく、画像、臨床検査、病理が結び付いた総合的な判断プロセスです」としたうえで、「検査結果をどれだけ精密に解釈できるかが、健診の価値を左右します」と述べました。続けて、「診断力が健康診断の信頼を決める中核要素です」と強調しました。

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