
海外のラグジュアリーブランド、シャネルは最近、ソールを思い切って取り払った斬新な「ハーフシューズ」を披露し、大きな関心を集めている。
シャネルはこのほど、フランス・ビアリッツで開催された2026-2027クルーズコレクションで、かかとを支えるヒールと足首を固定するストラップだけを残し、アウトソールを大胆に省いたシューズを公開した。シャネル公式サイトによると、このサンダルは11月からブティックに入荷する予定だ。
モデルの足が地面に直接触れるこのシューズは、正面から見るとまるで裸足で歩いているかのように見える。海外のファッションメディアはこのシューズに「裸の靴(Naked Shoe)」「靴のない靴」「かかとプロテクター」などの愛称を付けた。
イタリアのNSS Magazineは「ソーシャルメディアでの話題性に焦点を当てたデザインのように見える」とし、今後アウトソールが追加される可能性があるとの見方も示した。
オンラインでは、実用性が低すぎるという否定的な反応も多い。アウトソールなしでどう履いて歩くのかという疑問から、靴というよりかかとの装飾に近いという評価、ハーフシューズなら価格も半分にするのかという揶揄まで出ている。
シャネルがこのような独特のシューズを打ち出した背景には、最近流行している薄底(アウトソールが薄い)シューズ、いわゆる「ロープロファイル(Low Profile)」シューズのブームと無関係ではない。ガールズグループBLACKPINKのジェニーをはじめ、キム・ナヨンなどの著名人も最近、薄底のバレエコアスニーカーやフラットなスニーカーなどを披露した。
しかし、最近流行している薄底シューズは、足の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
ヒールのないフラットシューズは、履き始めは軽くて楽に感じることがある。だが、衝撃を吸収する構造が乏しいため、数時間歩いただけでも疲労感を訴えやすい。靴底にクッション層がないことで、地面から生じる圧力や摩擦が足裏にそのまま伝わるためだ。
一般に、歩行時には体重の約3倍、走行時には体重の10倍にも達する衝撃が加わる。薄いアウトソールがこれを十分に吸収できないと、足首はもちろん、膝や腰、脊椎の関節にまで負担が連鎖する。
こうした衝撃が蓄積すると、足裏にある厚い膜である足底筋膜に微細な損傷や炎症が生じる「足底筋膜炎」へ進展しやすい。足底筋膜炎やモートン病(Morton神経腫)など、足裏の痛みを引き起こす疾患が、とりわけ夏が過ぎた時期に発症が多いのも、春夏にフラットシューズが流行することと無関係ではない。
