底に汚れた電気ケトル、酢一さじで新品のように変わる

| schedule 入力:

石灰の跡が見えたら管理が必要な時期

電気ケトルの底にできる汚れの正体は石灰質です。水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が高温で加熱され、蒸発する過程で形成された炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムです。写真=ゲッティイメージバンク
電気ケトルの底にできる汚れの正体は石灰質です。水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が高温で加熱され、蒸発する過程で形成された炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムです。写真=ゲッティイメージバンク

電気があればいつでもどこでも便利に使える機器が電気ポットです。水を入れてボタンを押すだけで簡単に水を沸かすことができ、即席調理に便利です。よく使う機器ですが、使っているうちに内側の底に白っぽい汚れが見えます。そのまま放置しても大丈夫でしょうか?

汚れの正体は石灰質

汚れの正体は石灰質です。水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が高温で加熱され、蒸発する過程で形成された炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムです。

水質の硬度が高い地域ほど石灰がより早く発生します。実際、硬度200mg/L以上の地域で使用した電気ポットでは、2週間で目に見える石灰が発生したという報告もあります。一方、浄水や軟水を使用する地域の電気ポットの石灰は4〜6週間で蓄積し始めました。

石灰の跡が見えたら管理が必要な時期

水垢のように見える石灰の跡が確認できる場合は掃除が必要な時期です。石灰が付着した状態でそのまま電気ポットを使用すると、水に濁った味がすることがあります。衛生上の問題も発生する可能性が高いです。掃除をしないと石灰質はさらに厚く積もり、細菌やカビが繁殖しやすい環境になります。

石灰質が熱の伝達を妨げ、水が沸く時間も遅くなります。石灰質が水が沸く時間を遅らせると、少しでも電気代が増えることがあります。

水垢のように見える石灰の跡が確認できる場合は管理が必要な時です。写真=ゲッティイメージバンク
水垢のように見える石灰の跡が確認できる場合は管理が必要な時です。写真=ゲッティイメージバンク

酢・クエン酸を入れて沸騰させれば石灰を取り除ける

さまざまな面で厄介な石灰質を取り除く方法は簡単です。電気ケトル内部のMAX線の少し下までミネラルウォーターを注ぎます。水が沸騰したら外に溢れないように満たします。その後、白酢1〜2大さじまたはクエン酸1〜2大さじを入れます。酢の酢酸成分は石灰を分解し、殺菌効果をもたらします。強い酸性のクエン酸はアルカリ性のカルシウムを溶かします。

その後、電源を入れて水が沸騰するまで待ちます。電源を切った後は20〜30分ほどそのままにして石灰を十分にふやかします。消毒を完了したら残った水は排水口に流します。酢が入った水なので、シンクの悪臭が取り除かれます。油汚れも取り除けます。電気ケトルは酢の匂いがしないように1〜3回すすげば大丈夫です。

クエン酸を入れた場合、水が沸騰する前にはクエン酸がうまく溶けないことがあります。水が沸騰すると粒が見える最初とは異なり、徐々にクエン酸が完全に溶けます。その後の工程は酢を入れた場合と同じです。ただし、こうした工程を経ても水垢が残っているように見える場合は、スポンジブラシで汚れた部分を優しくこすって物理的な力を加えてみましょう。

最低月1〜2回は掃除が必要

普段の電気ケトルの使用習慣を振り返ることも重要です。水を沸かした後、水を注ぎ出し、ほこりなどが入るという理由で蓋を閉めておくと、石灰質がより簡単に発生します。蓋を開けて内部を乾燥させる習慣は、石灰の形成速度を遅くします。

石灰が発生していない状態でも定期的に掃除をすれば電気ポットの寿命を延ばし、排水口まで消毒できます。衛生を考えるなら、2〜4週間に一度でも小さな習慣を作ってみましょう。

×